このページではVPSサービスのWebARENA Indigo(Windows VPS)でMT4/5によるFX自動売買(EA)を稼働させる方法を画像付きで詳しく紹介しています。
初心者の方でも分かるように説明しているので是非参考にして下さい。
WebARENA Indigoのプラン比較
WebARENA Indigoのプランを紹介します。
幾つのメタトレーダー4/5(MT4/5)を同時に稼働させるか、また幾つのEAを同時に動かすのかによって選ぶVPSのスペックが変わってきますのでご自身の環境に合ったプランをお選び下さい。
プランの比較表を作りましたので参考にして下さい。
項目 | メモリ1GB | メモリ2GB | メモリ4GB | メモリ8GB | メモリ16GB | メモリ32GB |
---|---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | |||||
時間料金 | 1.38円 | 2.67円 | 5.37円 | 10.73円 | 21.46円 | 42.92円 |
月額料金 | 902円 | 1,740円 | 3,410円 | 6,840円 | 13,690円 | 27,390円 |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア | 10コア |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
ディスク | 50GB | 100GB | 200GB | 400GB | 800GB | 1600GB |
Windows Server バージョン |
2022,2019 | |||||
リージョン | 東京 |
※2024年11月17日時点の料金・スペックになります。
最安値のメモリ1GBプランでもMetaTraderが動く
今回試しに最安値の1GBプランを使ってみましたが、問題なくMetaTraderが動作する事を確認しました。
4社のメタトレーダー計4つを起動させ、LatencyEAをそれぞれに導入し24時間稼働させてみましたが、こちらも問題ありませんでした。
CPU使用率20~40%、メモリ使用率80~95%程で推移していました。
CPUに関しては全然余裕がありますが、メモリが心配な方は1つ上の2GBプランにされた方が良いでしょう。
最安値プランを使うなら低コストで運用が可能
最安値の1GBプランは月額料金が902円と本サイトで紹介しているWindows VPSの中では最安値になります。
1GBプランでMetaTraderを4つ同時稼働させても特に問題ありませんでしたので、メタトレーダー1~2個、EAも1~2個程度であれば1GBプランで十分ではないかと思います。
リージョン(サーバー地域)は東京
WebARENA Indigoではリージョン(サーバー地域)は東京のみとなっています。
東京にメインサーバーのある海外FX会社3社(AXIORY、LandFX、TradersTrust)を使用されている方はサーバーとの物理的距離が近いので特におススメします。
Windows Serverのバージョンは2022と2019
2024年5月時点で使用可能なWindows Serverのバージョンは2022と2019です。
月額課金だけでなく時間課金で利用が出来る
WebARENA Indigoでは月額課金の他に1時間毎に課金される時間課金が利用できます。
使用感を確かめたいという場合や、初めてVPSで自動売買を行なうという場合は時間課金だとリスクを最小限に抑える事が出来ます。
一ヵ月間の合計額が小さい方が適用されるシステムになっていますので、月額課金にするか時間課金にするかを事前に選択する必要はありません。
但し、一ヵ月の最低利用額が定められており利用額が50円(税込み55円)に満たない場合は50円(税込み55円)が請求されます。(その月の利用がゼロの場合は請求されません)
WebARENA Indigoの登録(契約)方法・手順
まず最初に下記よりWebARENA Indigo公式サイトを開いて下さい。
※現在と申し込み画面・方法が異なる可能性があります。
WebARENA Indigo公式サイトを開いたら画面上部メニューにある「お申し込み」を開きます。
氏名・メールアドレス・電話番号・パスワードの設定
「お申し込み」を開くと氏名・メールアドレス・電話番号・パスワードの設定画面が現れるので入力していきます。
項目 | 説明 |
契約者名/契約会社名 | 契約者の氏名を入力します。 |
メールアドレス | 登録するメールアドレスを入力します。 |
国 | 日本在住の場合はそのまま「Japan(+81)」を選択します。 |
電話番号 | 半角数字・ハイフンなしで電話番号を入力します。 |
パスワード | 数字・小文字・大文字・記号を最低1字ずつ使用し 8~32文字でパスワードを設定します。(全て半角) |
次へ | 全ての入力が終わったらクリックします。 |
メール確認と電話番号確認
「次へ」をクリックすると下の画面に切り替わり、登録メールアドレスへメールが届くので確認します。
[WebARENA]メールアドレスの確認 User Email Verificationのタイトルで届いている筈です。
メール本文にある「メール認証」と書いたボタンをクリックして下さい。
「メール認証」をクリックすると電話番号の確認画面が現れるので「電話をかける」か「SMSを送信する」のどちらかを選択し、「確認コードを送信する」ボタンをクリックします。
「確認コードを送信する」ボタンをクリックすると「電話をかける」を選択した場合は自動音声の4桁のコード、「SMSを送信する」を選択した場合は送られてくるショートメールに記載されている4桁のコードを入力ボックスに入力し、「入力する」ボタンをクリックして下さい。
支払い方法(クレジットカード)と住所の入力
次に支払い方法の設定を行ないますが、WebARENA Indigoではクレジットカード払いのみとなります。
クレジットカードを用意して必要事項を入力します。
項目 | 説明 |
カード番号 | クレジットカード番号を半角数字で入力します。 |
有効期限日 (MM/YYYY) |
クレジットカードに記載されている有効期限を 半角数字で入力します。 例)12/2020 |
CVV番号 | クレジットカード裏面に記載されている下3桁のコードを 半角数字で入力します。 |
担当者 (姓) | 名字を入力します。 |
担当者 (名) | 下の名前を入力します。 |
国 | 日本に住んでいる場合はそのまま「Japan」を選択します。 |
郵便番号 | 半角数字で郵便番号を入力します。 |
都道府県 | 都道府県名を入力します。 |
市区町村 | 市区町村名を入力します。 |
以降の住所 | 市区町村名より後ろのの住所を入力します。 |
認証 | 全ての入力が終わったらクリックします。 |
サービスの選択とアンケート
続いてサービスの選択と簡単なアンケートの回答になります。
項目 | 説明 |
どのサービスを 申し込みますか? |
Indigoを選択します。 |
個人利用と会社利用 のどちらですか? |
個人利用か会社利用か選択します。 |
本サービスをどのよう にして知りましたか? |
WebARENA Indigoを知った理由を選択します。 |
なぜ本サービスを 選びましたか? |
何故WebARENA Indigoを選んだのか理由を選択します。 |
本サービスを利用する 目的は何ですか? |
WebARENA Indigoの簡単な利用目的を入力します。 |
代理店コード | 空欄でOKです。 |
クーポンコードをお持ち でしたら入力してください |
空欄でOKです。 |
完了する | 全ての選択が終わったらクリックします。 |
サーバープランの選択・サーバーの起動
「完了する」をクリックすると下の画面が開くので、コントロールパネルにあるアイコンをクリックして下さい。
Indigoのページが開きますが、もし英語になっている場合は画面右上の言語変更ボタンをクリックし日本語に変更して下さい。
次に左メニューの「インスタンス管理」を展開し「インスタンス」を開きます。
次に「インスタンスの作成」をクリックします。
次の画面でサーバースペックやOSなどを選択します。
項目 | 説明 |
イメージの選択 | 「Windows」にある「バージョンを選択する」をクリックし 「Windows Server 2022」か「Windows Server 2019」を選択します。 |
サイズの選択 | 希望のサーバープランを選択します。 |
パスワード | 半角数字・小文字・大文字・記号のカテゴリから最低3種類を 使い7文字以上でパスワードを設定します。 |
リージョンの選択 | リージョンは日本の「Tokyo」しかありませんので「Tokyo」のままでOKです。 |
インスタンス名の入力 | 任意で好きなインスタンス名を入力します。 (既に入力済みなのでそのままでもOK) |
インスタンスの作成 | 全ての選択・入力が終わったらクリックします。 (課金が始まります) |
「インスタンスの作成」をクリックするとこのような画面になります。
数分後にページをリロードするとステータスが「OSインストールを実行中です」から「Stopped」に変わるので、一番右の「操作」にある「選択」から「インスタンスの起動」を選択して下さい。
「インスタンスをオンにしますか?」と出るので「OK」をクリックして下さい。
「OK」をクリックしてから数分でステータスが「Running」に変わりますが「Running」になったらVPSサーバーにログインできます。
割り当てられたIPアドレスが記載されていると思いますが、VPSサーバーにログインする際に使用する事を覚えておいて下さい。
Windows VPSへリモート接続を行なう
続いてWindowsVPSへリモート接続します。
手順については下記ページに纏めましたのでご覧下さい。
MetaTrader4/5のダウンロードとインストール方法・手順
海外FX会社毎のMT4/5のダウンロード方法やMetaTraderのログイン情報の調べ方などを説明しています。
海外FX会社によってMT4/5のダウンロード方法やMetaTraderのログイン情報の調べ方が異なりますので参考にして下さい。
VPSへの自動ログオン・MT4/5の自動起動設定
この部分はVPSで自動売買を稼働させる上で絶対に必要という訳ではありませんが、やっておいた方が良い設定になります。
予期せぬ場合にサーバーが再起動してしまった場合、サーバーは自動でログオンを行ないませんので、ユーザーが手動でリモート接続を行なってログオンを行なうか、この自動ログオン設定を行なうかしない限りMT4/5は動き出しません。
また、自動ログオン設定を行なっていてもMT4/5が起動しなければ自動売買は当然動きません。
このWindowsサーバーへのログオン→MT4/5の起動を全て自動で行う設定手順を下記ページに纏めていますので参考にして設定を行なってみて下さい。
WebARENA Indigoのレイテンシー(遅延速度)
WebARENA Indigoのレイテンシ(遅延速度)を計測しました。
計測にはLatencyEAを使用しています。(24時間稼働させた結果です)
計測に使用したプランは一番下の「メモリ1GB」になります。
東京にメインサーバーのある海外FX会社3社(AXIORY、LandFX、TradersTrust)のメタトレーダーを使用して計測しました。
また、比較のためにMetaTrader画面右下のサーバーステータスに表示されているレイテンシ(PING値)の数値も載せておきます。
※LatencyEAとは実際に注文を出して計測するEAです。
最終計測日:2024年5月7日
AXIORY(MT4)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA (24時間稼働) |
173 ms | 93 ms | 391 ms |
サーバー ステータス |
3.29 ms |
TradersTrust(MT4)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA (24時間稼働) |
318 ms | 281 ms | 391 ms |
サーバー ステータス |
4.86 ms |
LandFX(MT4)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA (24時間稼働) |
332 ms | 296 ms | 687 ms |
サーバー ステータス |
226.5 ms |
WebARENA Indigoまとめ
WebARENA IndigoはこれまでWindows VPSの取り扱いがありませんでしたが、2020年10月14日より取り扱いを開始しました。
これまではLinux系のVPSしか利用できなかったので、本サイト内でWebARENA Indigo Linuxでメタトレーダーを稼働させる方法を紹介しておりましたが、Windowsが使用出来るようになったのでこちらの利用をお勧めします。(どうしても料金を節約したいという場合はLinuxをお試し下さい)
最安値の1GBプランでMetaTraderを4つ・EAを4つ実際に24時間同時稼働させてみましたが何も問題は起きませんでした。
月額料金がわずか902円とWindows VPSの中ではかなり安いので、パフォーマンスを心配していましたが1,000円以上する一部他社のWindows VPSよりも全然良かったです。
また、WebARENA Indigoは月額課金だけでなく、時間課金でも利用が可能な為、とりあえず試してみたい方・勉強の為に少しだけ使ってみたい方・一ヵ月の内何日かしか使わないという方はコストを節約する事が可能になっています。
WebARENA Indigoはリージョン(サーバー地域)が東京なので、自動売買(EA)を稼働させる場合、東京にメインサーバーを置いているAXIORY、LandFX、TradersTrust、MyFXMarketsを使用している方は遅延速度(レイテンシ)を抑えて快適にトレードを行なえる筈です。
是非一度WebARENA Indigo(Windows VPS)を利用してみて下さい。
自動売買が可能なおススメの海外FX会社(業者)
当サイト内にてMT4/5が使えるおススメの海外FX会社のスペックや口座開設方法を細かく説明していますのでまだFX口座をお持ちでない方、他の海外FX会社の口座を開設したい方は是非参考にして頂きたいと思います。