このページではVPSサービスConoHa for Windows ServerでMT4/5によるFX自動売買(EA)を稼働させる方法を画像付きで詳しく紹介しています。
初心者の方でも分かるように説明しているので是非参考にして下さい。
ConoHa for Windows Serverのプラン比較
まず初めに5つあるConoHa VPSのプランを紹介します。
幾つのメタトレーダー4/5(MT4/5)を同時に稼働させるか、また幾つのEAを同時に動かすのかによって選ぶVPSのスペックが変わってきますのでご自身の環境に合ったプランをお選び下さい。
尚、ConoHa VPSは1時間単位の課金になっていますので、少時間試してやっぱり他のプランにしたくなったという場合も身軽に変更が可能になっています。(1時間しか使わなければ1時間分の請求しか来ません)
特に初心者の方などはどのプランが良いか分からないと思うのでConoHa VPSでご自身に合ったプランを見付けるのも良いと思います。
それではプランの比較表を作りましたので参考にして下さい。
※月額料金は36ヵ月契約の場合です
項目 | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | ||||
月額料金 | 1,077円~ | 2,178円~ | 4,296円~ | 8,470円~ | 15,972円~ |
時間料金 | 2.5円 | 4.9円 | 9.7円 | 19.4円 | 36.3円 |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB |
ディスク | 100GB(SSD) | ||||
OSバージョン | Windows Server 2022,2019,2016 | ||||
リージョン | 東京 |
※2024年03月05日時点の料金・スペックになります。
一番安いプランの1GBだと1つのメタトレーダー4/5で2つのEAを稼働させるくらいであれば問題ないと思います。
それ以上を同時に稼働させるのであれば2GB以上じゃないと厳しいかもしれませんので一度お試し頂きたいと思います。
先ほどもお話ししましたが、1GBを1時間試すのに必要な料金はたったの2.5円です。
もし気に入らずに1時間でやめた場合は2.5円だけですので、まずは1GBで何個稼働させられるか気軽に確認する事も可能です。
ConoHa for Windows Serverの登録方法・手順
※現在と申し込み画面・方法が異なる可能性があります。
まず初めに下記のリンクボタンからConoHa VPS公式サイトを開いて下さい。
ConoHa VPS公式サイト
ConoHa VPS公式サイトを開いたら「今すぐクーポンをもらう」ボタンをクリックします。
個人情報の入力
「今すぐクーポンをもらう」ボタンをクリックすると個人情報の入力ページが開くので必要事項を入力します。
項目 | 説明 |
法人名 | 個人の場合は空欄で結構です。 |
氏名 | 契約者の氏名を入力します。 |
性別 | 契約者の性別を選択します。 |
生年月日 | 契約者の生年月日を選択します。 |
国 | 日本にお住まいの場合はそのまま日本を選択します。 |
郵便番号 | 半角数字で郵便番号を入力し横にある「住所自動検索」をクリックします。 |
都道府県 | 郵便番号の項目で「住所自動検索」をクリックした場合は 自動で入力されています。 |
市区 | 郵便番号の項目で「住所自動検索」をクリックした場合は 自動で入力されています。 |
町村番号 | 郵便番号の項目で「住所自動検索」をクリックした場合は 途中まで自動で入力されているので続きを入力します。 |
建物名など | アパートやマンション・ビルの方は入力します。 |
メールアドレス | 登録用のメールアドレスを入力します。(確認用も) |
パスワード | 半角の英小文字、英大文字、数字、記号を最低1字ずつ使い 9文字以上70文字以下でパスワードを設定します。 |
次へ | 全ての入力や選択を終えたら「次へ」をクリックします。 |
電話/SMS認証と支払方法の設定
「次へ」をクリックすると電話/SMS認証と支払方法の設定画面が開きますが、初めに電話/SMS認証を行ないます。
入力ボックスに電話番号を半角数字で入力し、「SMS認証」か「電話認証」どちらかをを選択して下さい。
認証方式を選択すると、SMS認証の場合はショートメールで、電話認証の場合は音声で4桁の番号が通知されるので、現れた入力ボックスにその番号を入力して下さい。
続いて、電話番号の認証が終わると支払い方法を選択出来るようになります。
使用した分だけ後払いしたい場合は「クレジットカード」を選択、前もってチャージして利用したい場合は「ConoHaチャージ」を選択して下さい。
ここでは「クレジットカード」払いの手順を説明していきます。
項目 | 説明 |
名義 | クレジットカードに記載されている氏名を半角英字で入力します。 |
カード番号 | クレジットカードに記載されているカード番号を 半角数字(ハイフン無し)で入力します。 |
有効期限 | クレジットカードに記載されているカードの有効期限を選択します。 |
セキュリティーコード | クレジットカードに裏面に記載されている下3桁のコードを入力します。 |
次へ | 全ての入力・選択が終わったらクリックします。 |
クレジットカードの登録が完了するとサービス申込み画面に切り替わりますが、説明の為に一度ページを閉じます。(ここで閉じても登録は完了しています)
メールの確認とコントロールパネルへのログイン
登録したメールアドレスにConoHaより”[ConoHa] お申込みありがとうございます”のタイトルでメールが届いていると思うので、メール本文に記載されている「コントロールパネルへのログインはこちら」にあるURLをクリックして下さい。
ログイン画面が開くので登録メールアドレスと登録時にご自分で設定したパスワードを入力しログインをして下さい。
ログインが完了すると下記の画面になりますが、クーポン残高が800円になっている事を確認して下さい。
ConoHaコントロールパネルでサーバーを追加する
最初に画面左メニューにある「+サーバー追加」もしくはページ真ん中辺りにある「+追加」をクリックして下さい。
「+サーバー追加」か「+追加」をクリックするとサーバー情報の選択・入力画面が現れるので設定していきます。
項目 | 説明 |
サービス | タブがVPSになっているのでWindowsServerタブに切り替えます。 |
サーバープラン の選択 |
使用するMT4/5の台数・起動数に合わせたプランを選択して下さい。 分からない場合は1GBプランにして一度動作を試してみて下さい。 |
OSの選択 | この説明を書いている時点で2019と2016から選択が可能です。 どちらを選んでもMT4/5を動かすのに違いは殆ど無いと思うのでお好きな方を選択して下さい。 |
ライセンス | 特に必要ないのでそのままにします。 |
Administrator パスワード |
9文字以上で半角英数字と記号を組み合わせたパスワードを設定します。 ※設定した後はパスワード確認できませんので必ずメモしておいて下さい。 |
ネームタグ | そのままでも構いませんし、好きな名前に変えてもOKです。 |
追加ボタン のクリック |
全ての選択・入力を終えたら「追加」ボタンをクリックします。 (サーバーが起動します) |
追加ボタンをクリックすると下記画面に切り替わるので、ネームタグの下にあるリンクをクリックします。
ネームタグを開くとサーバー情報を確認できますが、この中のIPアドレス(IPv4)をこれから使用するので覚えておいて下さい。
Windowsサーバーへリモート接続を行なう
続いてWindowsServerへリモート接続します。
手順については下記ページに纏めましたのでご覧下さい。
MetaTrader4/5のダウンロードとインストール方法・手順
海外FX会社毎のMT4/5のダウンロード方法やMetaTraderのログイン情報の調べ方などを説明しています。
海外FX会社によってMT4/5のダウンロード方法やMetaTraderのログイン情報の調べ方が異なりますので参考にして下さい。
VPSへの自動ログオン・MT4/5の自動起動設定
この部分はVPSで自動売買を稼働させる上で絶対に必要という訳ではありませんが、やっておいた方が良い設定になります。
予期せぬ場合にサーバーが再起動してしまった場合、サーバーは自動でログオンを行ないませんので、ユーザーが手動でリモート接続を行なってログオンを行なうか、この自動ログオン設定を行なうかしない限りMT4/5は動き出しません。
また、自動ログオン設定を行なっていてもMT4/5が起動しなければ自動売買は当然動きません。
このWindowsサーバーへのログオン→MT4/5の起動を全て自動で行う設定手順を下記ページに纏めていますので参考にして設定を行なってみて下さい。
ConoHa for Windows Serverのレイテンシー(遅延速度)
ConoHa for Windows Serverのレイテンシ(遅延速度)を計測しました。
計測にはLatencyEAを使用しています。(24時間稼働させた結果です)
計測に使用したプランは一番下の「WIN1GB」になります。
東京にメインサーバーのある海外FX会社3社(AXIORY、LandFX、TradersTrust)のメタトレーダーを使用して計測しました。
また、比較のためにMetaTrader画面右下のサーバーステータスに表示されているレイテンシ(PING値)の数値も載せておきます。
※LatencyEAは実際に注文を出して遅延速度を計測するEAです。
計測条件
- OSはWindows Server 2019
- サーバープランはWIN1GBプラン
- 計測期間は24時間
- 3社全て同時稼働
LandFX(MT4)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA (24時間稼働) |
179 ms | 78 ms | 547 ms |
サーバー ステータス |
3.53 ms |
AXIORY(MT4)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA (24時間稼働) |
229 ms | 93 ms | 844 ms |
サーバー ステータス |
4.26 ms |
TradersTrust(MT4)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA (24時間稼働) |
180 ms | 78 ms | 390 ms |
サーバー ステータス |
3.75 ms |
ConoHa for Windows Serverまとめ
ConoHaの契約からWindowsServerの設定まで特別難しい部分は無かったと思います。
ただ初心者の方はどのプランが最適なのか迷ったかもしれません。
そういう場合には冒頭でも書きましたがConoHa VPSは時間課金になっているので、プランが合わない(スペックが足りなかった)場合はそのプランを削除し別のプランにいつでも変更が可能です。(もう一度同じ設定作業を行なわなければいけませんが)
VPSでの自動売買が初めてという方は最適なスペックを探るという意味でも最初はConoHa VPSが良いのではないかと思います。
料金プランについては一番安いプランで月額1,077円(1時間2.5円)となっています。
月に1,077円が高いと感じる方は週末に一旦サーバーを削除するという事も可能です。
ご存じのようにFXは土日(日本時間の土曜朝から月曜朝まで)のトレードが行えません。
ですからこの期間だけサーバーを削除すればその分節約が可能です。
土曜日の朝6時(冬は7時)にサーバーを削除し、月曜日の朝6時(冬は7時)にサーバーの設定・起動を行なえば、一ヵ月に8日か9日分節約が可能ですね。
ただし、同じ作業を毎週行わないといけませんし、サーバーを起動させる事を忘れる可能性もあるので余りお勧めはしません。
どうしても節約したいという方で、サーバーの契約作業・サーバーの設定作業・MT4/5のダウンロードやインストールを毎週行なうのが苦じゃない場合はやってみて下さい。
長くなりましたが、この辺でConoHa VPSにMT4/5をインストールしFX自動売買(EA)を動かす方法・手順の説明を終わります。
自動売買が可能なおススメの海外FX会社(業者)
当サイト内にてMT4/5が使えるおススメの海外FX会社のスペックや口座開設方法を細かく説明していますのでまだFX口座をお持ちでない方、他の海外FX会社の口座を開設したい方は是非参考にして頂きたいと思います。