このページではVPSサービスのさくらのVPSでMT4/5によるFX自動売買(EA)を稼働させる方法を画像付きで詳しく紹介しています。
初心者の方でも分かるように説明しているので是非参考にして下さい。
さくらのVPSのプラン比較
まず初めに6つあるさくらのVPSのプランを紹介します。
幾つのメタトレーダー4/5(MT4/5)を同時に稼働させるか、また幾つのEAを同時に動かすのかによって選ぶVPSのスペックが変わってきますのでご自身の環境に合ったプランをお選び下さい。
また、さくらのVPSでは2週間の無料お試しがあるので、お試し期間を利用して使用感をお確かめ下さい。
なお、さくらのVPSでは契約後のプラン変更が可能になっていますが、現在のプランよりも下のプランへの変更は行なえません。
あくまでも上位プランへの変更(スケールアップ)のみとなっていますので、自分の環境だとどのプランが最適なのか分からない場合は、まず一番安いプランから始めた方が良いでしょう。
プランの比較表を作りましたので参考にして下さい。
項目 | W1G | W2G | W4G | W8G | W16G | W32G |
---|---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | |||||
月額料金 | 1,100円 | 2,200円 | 4,290円 | 8,470円 | 15,950円 | 32,340円 |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア | 10コア |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
ディスク | 50GB | 100GB | 200GB | 400GB | 800GB | 1600GB |
リージョン | 東京、石狩 | |||||
OSバージョン | Windows Server 2019,2016 | |||||
最低利用期間 | 3ヵ月 |
※2021年09月更新
幾つのメタトレーダーを使用し、幾つのEAを稼働させるのかによってプランを選択しなければいけません。
もう既にVPSで自動売買を稼働させている方は大体の必要スペックは分かっていると思いますが初めての方は一番安いW1Gから試してみて下さい。
メタトレーダー1つ、EA1~2個程度であれば全く問題無いと思います。
それでは次にさくらのVPSの登録方法をご案内していきます。
さくらのVPSの登録方法・手順
まず初めに下記のリンクボタンからさくらのVPS公式サイトを開いて下さい。
さくらのVPS公式サイト
さくらのVPS公式サイトを開いたらまず「VPSタブ」から「for Windows Serverタブ」に切り替えます。
タブを切り替えたら「お申込み」ボタンをクリックして下さい。
下の画面が現れるので、まださくらインターネット会員になっていない方は「新規会員登録へ進む」を、既に会員登録している方は「ログイン画面へ進む」をそれぞれクリックします。
さくら会員IDをお持ちの場合
「ログイン画面へ進む」をクリックするとログイン画面がになるので会員IDとパスワードを入力し、ログインして下さい。
ログインしたら、この後の手順はこちらまで飛んで下さい。
さくらインターネット会員に新規で登録する場合
登録するメールアドレスを入力し、同意事項にチェックを入れ、「会員登録のご案内メールを送信」を押して下さい。
「会員登録のご案内メールを送信」を押すと、登録メールアドレスにタイトル”[さくらインターネット]メールアドレスの確認”でメールが届くので確認して下さい。
メール本文にある認証コードをコピーし、メールアドレスの確認ページに貼り付けて「次へ進む」をクリックして下さい。
個人情報の登録
「次へ進む」をクリックすると個人情報の入力画面が現れるので入力します。
メールアドレス | 変更できないのでそのままでOK。 |
ご契約者の種別 | 個人で契約する場合は「個人」を選択。 |
氏名 | 契約者の名前を漢字で入力。 |
氏名(カナ) | 契約者の名前をカタカナで入力。 |
生年月日 | 契約者の生年月日を入力・選択。 |
性別 | 契約者の性別を選択。 |
郵便番号 | 契約者住所の郵便番号を半角数字で入力し、横にある「番号から住所を自動入力」をクリック。 |
住所1 | 自動入力されている筈なのでそのまま。 |
住所2(番地など) | 途中まで自動入力されている筈なので続きの住所を入力。 |
住所3(建物名など) | マンションやアパートに住んでいる場合は名称と部屋番号を入力。 |
電話番号(携帯可) | 半角数字で電話番号を入力。 |
パスワード | 半角英数字と記号を使ってパスワードを設定。 |
さくらのユーザ配信 | さくらインターネットからお知らせメールを受け取るか受け取らないかを選択。 |
確認画面へ進む | 全ての入力・選択が終わったらクリック。 |
「確認画面へ進む」をクリックすると下の画面になるので、間違いがないか確認し「会員登録する」をクリックします。
電話番号認証
「会員登録する」をクリックすると電話認証画面が現れるので、「SMS」か「音声通話」かを選び、認証コードを受け取るボタンをクリックします。
認証コードを受け取ったら次の画面の入力ボックスにコードを入力し「認証」ボタンをクリックして下さい。
「認証」ボタンをクリックすると下の画面になるので「さくらのVPS for Windows Server お申し込みページへ進む」をクリックします。
サーバープランの選択
お申込みプラン | 使用するMT4/5の台数・起動数に合わせたプランを選択します。 |
リージョン・ゾーン選択 | 今現在空いているゾーンから選択します。 |
サーバへプリインストールするソフトウェアの選択 | 特に必要がないので「プリインストール不要」にチェックを入れます。 |
ライセンス追加申込(リモートデスクトップライセンス) | 特に必要がないので「0個」にします。 |
ライセンス数確認のチェック | ライセンス数(0個)に間違いがなければチェックを入れます。 |
支払期間 | 毎月支払か年間一括を選択できます。年間一括の方が月額換算が安くなります。 |
支払方法 | クレジットカード、銀行振込、請求書払いの3種類から選択できます。※2週間無料お試しはクレジットカードでの申し込み時だけです。 |
約款のご確認 | 約款を確認し同意する場合はチェックを入れます。 |
確認画面へ進む | 全ての選択・入力を終えたらクリックします。 |
クレジットカードを選択した場合
支払い方法にクレジットカードを選択すると、「登録カード」という項目が現れるので下の画像の個所をクリックして下さい。
クリックすると、会員メニューのログイン画面が表示されるので自分で設定したパスワードを入力してログインします。
ログインしたら「カードの追加・編集」をクリック。
次の画面で「新しいカードを登録」をクリック。
クレジットカード情報入力画面が開くので登録するクレジットカードの情報を入力します。
カード番号 | 半角数字・ハイフン無しでクレジットカード番号を入力。 |
有効期限 | クレジットカードの有効期限を選択。 |
カード確認番号 | クレジットカード裏面に記載のセキュリティコード(下3桁)を入力。 |
カード名義人 | クレジットカードに記載されている名義人名を半角英字(ローマ字)で入力。 |
入力内容を確認する | 全ての入力・選択が終わったらクリック。 |
確認画面が現れるので、間違いが無ければ「登録」ボタンをクリックして下さい。
「登録」ボタンをクリックすると下の画面になるので、このページは閉じます。
支払い方法の画面に戻るとこのような表示が出ているので「お申し込みの再開」をクリックして下さい。
すると、いま登録したクレジットカード情報が表示されていると思いますが、その下にある「セキュリティコード」にクレジットカード裏面に記載されている下3桁のセキュリティコードを入力します。
セキュリティコードを入力したらページ最下部の「お申し込み内容の確認」をクリックして下さい。
次の画面で申込内容を確認出来るので間違いが無ければページ最下部の「この内容で申し込む」をクリックします。
申し込みが完了するとこのような画面になります。
VPSコントロールパネルからWindows Serverを起動する
申込みから数分~数十分後にタイトル”[さくらのVPS] 仮登録完了のお知らせ”でメールが届くので確認して下さい。
メール本文の「サーバー情報」の項目にコントロールパネルのログイン情報が記載されているので、URLをクリックします。
URLをクリックするとログイン画面が現れますが、さくらの会員IDでログインしても構いませんし、IPアドレスでログインしてもどちらでも構いません。(IPアドレスでログインする場合はメールに記載のIPアドレスとパスワードでログインします)
ログインするとこのような画面になるので、四角で囲った個所をクリックします。
次の画面が開いたら画面上部メニューの「起動」ボタンをクリックします。
「起動してよろしいですか?」の表示が現れるので「起動する」をクリックして下さい。
これでWindows VPSを使用できるようになりました。
先程のタイトル”[さくらのVPS] 仮登録完了のお知らせ”メール本文に記載されているIPアドレスとパスワードをこれから使用する事を覚えておいて下さい。
Windows VPSへリモート接続を行なう
続いてWindowsServerへリモート接続します。
手順については下記ページに纏めましたのでご覧下さい。
MetaTrader4/5のダウンロードとインストール方法・手順
海外FX会社毎のMT4/5のダウンロード方法やMetaTraderのログイン情報の調べ方などを説明しています。
海外FX会社によってMT4/5のダウンロード方法やMetaTraderのログイン情報の調べ方が異なりますので参考にして下さい。
VPSへの自動ログオン・MT4/5の自動起動設定
この部分はVPSで自動売買を稼働させる上で絶対に必要という訳ではありませんが、やっておいた方が良い設定になります。
予期せぬ場合にサーバーが再起動してしまった場合、サーバーは自動でログオンを行ないませんので、ユーザーが手動でリモート接続を行なってログオンを行なうか、この自動ログオン設定を行なうかしない限りMT4/5は動き出しません。
また、自動ログオン設定を行なっていてもMT4/5が起動しなければ自動売買は当然動きません。
このWindowsサーバーへのログオン→MT4/5の起動を全て自動で行う設定手順を下記ページに纏めていますので参考にして設定を行なってみて下さい。
さくらのVPSのレイテンシー(遅延速度)
さくらのVPSのレイテンシ(遅延速度)を計測しました。
計測にはLatencyEAを使用しています。(1週間稼働させた結果です)
計測に使用したプランは一番下の「W1G」になります。
さくらのVPSは石狩と東京にサーバーがあるので、東京にメインサーバーのある海外FX会社4社(AXIORY、LandFX、TradersTrust、MyFXMarkets)のメタトレーダーを使用して計測しました。
尚、現在さくらのVPSは東京リージョンを選択する事が出来ず石狩のみ選択可能なので、今回の計測は石狩のサーバーで計測を行ないました。
また、比較のためにMetaTrader画面右下のサーバーステータスに表示されているレイテンシ(PING値)の数値も載せておきます。
※LatencyEAは実際に注文を出して遅延速度を計測するEAです。
LandFX(東京)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA(24時間稼働) | 129 ms | 63 ms | 750 ms |
サーバーステータス | 84.41 ms |
AXIORY(東京)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA(24時間稼働) | 104 ms | 62 ms | 1,797 ms |
サーバーステータス | 21.33 ms |
Traderstrust(東京)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA(24時間稼働) | 100 ms | 62 ms | 422 ms |
サーバーステータス | 18.82 ms |
MyFXMarkets(東京)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA(24時間稼働) | 147 ms | 78 ms | 2,688 ms |
サーバーステータス | 21.30 ms |
さくらのVPSまとめ
さくらのVPS for Windows Serverは月額1000円~ととてもリーズナブルな値段で開始する事が出来ます。
その上2週間の無料お試し期間もあるので使用感を確かめたい方は是非一度利用してみて下さい。
またさくらのVPSは他のVPSサービスと違い、少し前まで初期費用が必要だった為、少し利用し辛かったのですが、現在は初期費用が必要なくなりましたのでとても利用し易くなりました。
最後に一点だけマイナスポイントをお伝えしますが、さくらのVPSは最低利用期間が3ヵ月となっています。
他のVPSサービスでは余り最低利用期間を定めているところはありませんが、さくらのVPSでは3ヵ月利用しなければいけませんのでご注意頂きたいと思います。
使用感を確かめるだけなら2週間のお試しで出来ると思うのでそこまで気にする事ではないかと思いますが、念のためお伝えしておきます。
長くなりましたが、この辺でさくらのVPS for Windows ServerにMT4/5をインストールしFX自動売買(EA)を動かす方法・手順の説明を終わります。
自動売買が可能なおススメの海外FX会社(業者)
当サイト内にてMT4/5が使えるおススメの海外FX会社のスペックや口座開設方法を細かく説明していますのでまだFX口座をお持ちでない方、他の海外FX会社の口座を開設したい方は是非参考にして頂きたいと思います。