このページではLinux系VPSサービスのWebARENA IndigoでMetaTrader(メタトレーダー)によるFX自動売買(EA)を稼働させる為の登録・契約方法を画像付きで詳しく紹介しています。
どなたでも分かるように説明していますので是非ご活用頂きたいと思います。
尚、本来MetaTrader(MT4/5)はWindows用に作られています。
そのWindowsで使用するものを設定によってLinux(Ubuntu・CentOS)で使用できるようにする為、動作しないEAも存在します。
どうしてもランニングコストを抑えたいという方以外はWindows VPSの利用をおススメしています。
Linux(Ubuntu・CentOS)は設定に30分~2時間を要しますが、Windows VPSは何も設定が要りませんので特に初心者の方はWindows VPSから始める事をお勧めします。
それでもLinux(Ubuntu・CentOS)でメタトレーダーを使いたいという方は続きをご覧ください。
WebARENA Indigoのプラン比較
まず初めに4つあるWebARENA Indigoのプランを紹介します。※この情報は2020年1月現在のものです。
項目 | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | |||
時間料金 | 0.55円 | 1.1円 | 2.2円 | 4.4円 |
月額料金 | 349円 | 699円 | 1,399円~ | 2,798円~ |
CPU | 1コア | 2コア | 4コア | 6コア |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB |
ディスク(SSD) | 20GB | 40GB | 80GB | 160GB |
Ubuntu | 18.04のみ | |||
CentOS | 7.5のみ | |||
リージョン | 東京 |
1GBプランでMetaTraderを動かすのは厳しそう(追記あり)
幾つのメタトレーダーを使用し、幾つのEAを稼働させるのかによってプランを選択しなければいけませんが、当方が試してみた所、最安値プランの1GBでMetaTraderを動かすのは難しいようです。
リモートデスクトップ接続までは問題なく行えますが、ブラウザ(Firefox)を開いた瞬間から殆ど動かなくなります。(固まります)
その後、Firefoxが固まるのでChromeを入れてみましたが、同様に固まってしまいましたので、Tera TermからMetaTraderの.exeファイルを転送してインストールを試みましたが、Wine GeckoやWine Monoのインストール時点で固まってしまいましたので、現時点では1GBプランは無理と考えて良いでしょう。
他のVPSサービス(Linux)の同様のスペック(メモリ1GB、CPU1コア)で問題が見られない(固まらない)のでCPU性能が低いのかもしれません。
とりあえず2GBで試した所、ブラウザ操作・MetaTraderの稼働を確認できたので、WebARENA Indigoで自動売買を使用するのであれば2GBプラン以上から選択して下さい。
MetaTrader1つ・EA1つであれば2GBプランで全く問題ないと思います。
追記(2020/06/01)
この記事を書いてから数か月後に再度1GBプランで試してみたところ、MetaTraderの動作を確認できました。(CentOS・Ubuntuどちらも)
今後も定期的に問題なく稼働するか確認していきます。
時間課金なので使った分しか請求されない
先程書きましたがWebARENA Indigoの魅力は時間課金になっているので使用した時間分しか課金されない所です。
例えば1ヵ月の内10日しか使わない場合の請求額は下記になります。(2GBプランの場合)
実際MetaTraderで自動売買を行なう場合は土日以外はずっと稼働させなければいけないので結局は月額料金を支払う事になりますが使い方によっては節約が可能な料金体系になっています。
やろうと思えば為替相場が動いていない土日に使わなければ月に8~10日間分は節約が可能ですね。
料金にすると1日26.4円×8日(10日)=211円(264円)を節約可能という計算になります。
ですのでこのような節約を行なうには毎週土曜日の早朝にサーバーを削除し、同じく月曜日の早朝にサーバーを起動させて面倒なコマンド操作を行ない、MT4/5をインストールしなければいけません。
それでも節約をしたいという方はやってみて下さい。
別ページで紹介するLinuxのコマンド操作を見たら殆どの方は週末の度にサーバーの削除・起動(設定)を行なうような事はしないと思いますが、この時間課金のメリットは他にもあります。
使った時間分しか課金されないので、WebARENA Indigoの使用感を確かめたい方やこれまでLinux(Ubuntu・CentOS)でMetaTraderを使った事が無い方が試してみるという使い方には良いと思います。
試してみて問題がなければそのまま使用しても良いですし、問題があれば少額の損失で済みます。
OSのバージョンが1つしかない
Ubuntu・CentOSともにですが、OSバージョンが一つしかありません。
MetaTraderで自動売買を行なうのに支障はありませんが、どうしても他のバージョンを使用したいという方には不向きなVPSサービスかもしれません。
リージョンが東京のみ
これもOSバージョン同様に自動売買を行なうのに大きな支障はありませんが、中には海外のリージョンを使用したいという方もいらっしゃるかもしれません。
そういった方は他のリージョンが豊富にあるVPSサービスを選択した方が良いでしょう。
WebARENA Indigoの登録(契約)方法・手順
まず最初に下記よりWebARENA Indigo公式サイトを開いて下さい。
WebARENA Indigo公式サイトを開いたら画面上部メニューにある「お申し込み」を開きます。
氏名・メールアドレス・電話番号・パスワードの設定
「オンラインサインアップ」を開くと氏名・メールアドレス・電話番号・パスワードの設定画面が現れるので入力していきます。
姓名 | 契約者の氏名を入力します。 |
メールアドレス | 登録するメールアドレスを入力します。 |
電話番号 | 半角数字・ハイフンなしで電話番号を入力します。 |
パスワード | 数字・小文字・大文字・記号を最低1字ずつ使用し8~32文字でパスワードを設定します。(全て半角) |
サインアップ | 全ての入力が終わったらクリックします。 |
メール確認と電話番号確認
サインアップをクリックすると下の画面に切り替わり、登録メールアドレスへメールが届くので確認します。
[WebARENA]メールアドレスの確認 User Email Verificationのタイトルで届いている筈です。
メール本文にある「Verify your Email Address」と書いたボタンをクリックして下さい。
「Verify your Email Address」をクリックすると電話番号の確認画面が現れるので「自動発信番号」か「SMS」のどちらかを選択し、「確認コードを送信する」ボタンをクリックします。
「確認コードを送信する」ボタンをクリックすると「自動発信番号」を選択した場合は自動音声の4桁のコードを、「SMS」を選択した場合は送られてくるショートメールに記載されている4桁のコードを入力ボックスに入力し、「入力する」ボタンをクリックして下さい。
支払い方法(クレジットカード)と住所の入力
次に支払い方法の設定を行ないますが、WebARENA Indigoではクレジットカード払いのみとなります。
クレジットカードを用意して必要事項を入力します。
カード番号 | クレジットカード番号を半角数字で入力します。 |
有効期限 | クレジットカードに記載されている有効期限を半角数字で入力します。 例)12/2020 |
CVV番号 | クレジットカード裏面に記載されている下3桁のコードを半角数字で入力します。 |
名 | 下の名前を入力します。 |
姓 | 名字を入力します。 |
番地 | 市区町村名以降の住所を入力します。 |
市区町村 | 市区町村名を入力します。 |
都道府県 | 都道府県名を入力します。 |
郵便番号 | 半角数字で郵便番号を入力します。 |
国 | 日本に住んでいる場合はそのまま「Japan」を選択します。 |
確認する | 全ての入力が終わったらクリックします。 |
サービスの選択とアンケート
続いてサービスの選択と簡単なアンケートの回答になります。
どのサービスを申し込みますか? | Indigoしか選べないのでそのままでOKです。 |
個人利用と会社利用のどちらですか? | 個人利用か会社利用か選択します。 |
本サービスをどのようにして知りましたか? | WebARENA Indigoを知った理由を選択します。 |
なぜ本サービスを選びましたか? | 何故WebARENA Indigoを選んだのか理由を選択します。 |
本サービスを利用する目的は何ですか? | WebARENA Indigoの簡単な利用目的を入力します。 |
クーポンコードをお持ちでしたら入力してください | 空欄でOKです。 |
完了する | 全ての選択が終わったらクリックします。 |
サーバープランの選択・サーバーの起動
「完了する」をクリックすると下の画面が開くので、画像矢印部分のマークをクリックして下さい。
Indigoのページが開きますが、英語になっている場合は画面右上の言語変更ボタンをクリックし日本語に変更して下さい。
日本語に変更したら左メニューの「インスタンス管理」をクリックし「SSH鍵」を開きます。
次に「SSH鍵の作成」をクリックします。
開いた画面で任意のSSH鍵名を入力し「作成」ボタンをクリックします。
「作成」ボタンをクリックするとこのような画面になり秘密鍵(.txt)がダウンロードされます。
次に左メニューのインスタンスをクリックします。
続いて「インスタンスの作成」をクリックします。
次の画面でサーバースペックやOSなどを選択します。
サイズの選択 | サーバーのスペックを選択します。 |
イメージの選択 | Ubuntu18.04かCentOS8.1(7.5)を「バージョンを選択する」から選択します。 |
SSH鍵の選択 | 先程作成した秘密鍵を選択します。 |
リージョンの選択 | リージョンは日本の「Tokyo」しかありませんので「Tokyo」を選択します。 |
インスタンス名の入力 | 任意で好きなインスタンス名を入力します。 |
インスタンスの作成 | 全ての選択が終わったらクリックします。(課金が始まります) |
「インスタンスの作成」をクリックするとこのような画面になります。
数分待ってページをリロードするとステータスが「OSインストールを実行中です」から「Stopped」に変わりますのでそうしたら一番右の「操作」にある「選択」から「インスタンスの起動」を選択して下さい。
「インスタンスをオンにしますか?」と出るので「OK」をクリックして下さい。
「OK」をクリックしてから数分でステータスが「Running」に変わりますので「Running」になったらVPSサーバーにログインできるようになります。
このページに割り当てられたIPアドレスが記載されていると思いますが、VPSサーバーにログインする際に使用するので覚えておいて下さい。
OSにUbuntuを選択した場合
OSをUbuntuにした場合は下記ページでこの後の設定方法を説明しています。
デスクトップ環境はMATEとGNOMEを用意していますので好きな方を選択して下さい。(MATEの方が動作が軽いのでスペックの低いVPSを使う場合はMATEをおススメします)


設定(コマンド操作)に掛かる時間はおよそ30~40分程度です。
OSにCentOSを選択した場合
OSをCentOSにした場合は下記ページでこの後の設定方法を説明しています。
デスクトップ環境はMATEとGNOMEを用意していますので好きな方を選択して下さい。(MATEの方が動作が軽いのでスペックの低いVPSを使う場合はMATEをおススメします)
CentOS8はGNOMEのみとなります。



設定(コマンド操作)に掛かる時間はおよそ1時間40分~2時間程度です。
かなり時間が掛かりますので時間に余裕のある時に行なって下さい。
WebARENA Indigoまとめ
WebARENA Indigoはリーズナブルな料金でとても利用し易いVPSサービスだと思います。
月額料金も安いですが、時間課金も採用しているので完全に使った分だけしか課金がされないシステムになっています。
少しだけ試してみたい方などは一度利用してみては如何でしょうか?(最低利用料金55円)
一点だけ残念なのが最安値プランではMetaTraderを使えない(動かない)こと。
ブラウザも固まってしまいますし、MetaTraderのインストールをする前の時点(Wine系のインストール時)で固まってしまい何も行えませんでした。
最安値の月額349円プランが使えないのは少々残念です。
その一つ上のCPU2コア・メモリ2GBの699円プランも十分安いのでWebARENA Indigoを利用する方はこのプランをお試し下さい。
最後にもう一度注意点をお話ししますが、WebARENA Indigoはインスタンスの停止だけでは課金は止まりません。
課金を止めたい場合はインスタンスを削除しなければいけませんのでご注意下さい。
自動売買が可能なおススメの海外FX会社(業者)
当サイト内にてMT4/5が使えるおススメの海外FX会社のスペックや口座開設方法を細かく説明していますのでまだFX口座をお持ちでない方、他の海外FX会社の口座を開設したい方は是非参考にして頂きたいと思います。