このページではUbuntu22.04(Linux)でFX自動売買(EA)を稼働させる為の設定方法・手順を紹介しています。
既にUbuntuが使えるVPSサービスを契約している方を対象として説明します。
まだUbuntuが使えるVPSサービスを契約していない方はVPSサービスの登録・契約手順などを当サイト内で詳しく説明しているので参考にして下さい。
また、当サイトではLinux系のVPS(Debian、Ubuntu、CentOS)でEA(自動売買)を動かす事はおススメしていません。(初期設定が少々面倒なのと使用できないEAがあったりする為)
どうしても毎月のコストを抑えたいという方以外はWindows VPSを利用する事を推奨します。
Ubuntu22.04が利用出来るサーバー会社一覧
初めにUbuntu22.04が利用出来るサーバー会社と最安値プランを紹介します。
UbuntuはDebianと比べると動作が重いので最安値プランだと厳しいサーバー会社もあるかもしれません。
MetaTrader単体(一つ)だけなら恐らく最低限は動作すると思いますが、メタトレーダーの稼働に加えてブラウザを開いたりすると固まってしまう会社もありましたので注意して下さい。
VPSサービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 時間料金 | CPU | メモリ | ディスク容量 | 契約方法 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
WebARENA Indigo | 0円 | 449円 | 0.7円 | 1コア | 1GB | 20GB | 契約手順 |
Vultr | 0円 | $5 | $0.007 | 1コア | 1GB | 25GB | 契約手順 |
ConoHa | 0円 | 750円 | 1.3円 | 1コア | 512MB | 30GB | 契約手順 |
Xserver VPS |
0円 | 830円 ※1 | - | 3コア | 2GB | 50GB | 契約手順 |
さくらのVPS | 0円 | 590円 | - | 2コア | 512MB | 25GB | 契約手順 |
Linode | 0円 | $5 | $0.0075 | 1コア | 1GB | 25GB | 契約手順 |
GMOクラウド VPS | 0円 | 620円 | - | 1コア | 512MB | 20GB | 契約手順 |
DigitalOcean |
0円 | $6 | $0.009 | 1コア | 1GB | 25GB | 契約手順 |
UpCloud |
0円 | €7 | €0.01 | 1コア | 1GB | 25GB | 契約手順 |
KAGOYA | 0円 | 550円 | 20円 ※2 | 1コア | 1GB | 25GB | 契約手順 |
料金やスペックは2024年03月16日現在のものです。
※1 Xserver VPSの価格表示は通常料金です。随時キャンペーンを行なっているので現在の価格は公式サイトをご覧ください。
※2 カゴヤは時間料金ではなく一日の料金です。
ターミナルソフトのダウンロード・インストール
まず初めにVPSサーバーに接続する為のターミナルソフトを準備します。
幾つかターミナルソフトがありますが、当サイトではTera Termを使って説明していきます。
下記からTera Termをダウンロードして下さい。
開いたら「窓の杜からダウンロード」をクリックし.exeファイルを保存して下さい。(ポータブル版ではない方)
保存先にTera Termの.exeファイルがあると思うのでダブルクリックで開きます。
.exeファイルを開くとセットアップに使う言語の選択画面が現れるので「日本語」を選んで「OK」をクリックします。
続いては同意事項の確認となりますので「同意する」にチェックを入れて「次へ」をクリックです。
次はインストールするコンポーネントの選択ですが、分からない場合はそのまま「次へ」をクリックで進めて下さい。
次はユーザーインターフェイスの言語が「日本語」になっている思うのでそのまま「次へ」をクリックです。
次は追加タスクの選択ですが、分からない場合はそのまま「次へ」をクリックします。
次のページはそのまま「インストール」をクリックです。
これでTera Termのインストールは完了となります。
Tera Termの起動・VPSサーバーへのログイン
Tera Termのインストールが完了したらデスクトップ画面にTera Termのショートカットアイコンがあると思うので起動します。
Tera Termを開くと下の画面になると思うので「ホスト(T)」のボックスにVPSサービスから割り当てられたIPアドレスを入力して「OK」をクリックして下さい。
「OK」をクリックするとセキュリティ警告が現れますが、「続行」をクリックします。
続いてはユーザー名とパスフレーズの入力(秘密鍵の選択)になります。
ユーザ名
まずユーザ名ですが、使用するサーバー会社によって異なります。
殆どのサーバー会社は「root」になりますが、一部のサーバー会社は「ubuntu」になります。
これまで実際に確認したユーザ名を下記に纏めました。(調査時の情報なので現在と異なる場合があります)
ユーザ名 | サーバー会社 |
root | ConoHa、カゴヤ、Vultr、Linode、Xserver VPS UpCloud、DigitalOcean、GMOクラウド VPS |
ubuntu | WebARENA、WebARENA Indigo、 さくらのVPS、ABLENET |
パスフレーズ
ここは秘密鍵(シークレットキー)を使用する場合は不要なので空欄でOKです。
強制的に秘密鍵を作らされるVPSサービス、秘密鍵でもパスワードでもどちらでも選択可能なVPSサービスがあります。(WebARENA Indigoは秘密鍵でのログインになります)
秘密鍵を使用しない場合は自分で設定したパスワードかVPSサービスから発行されたパスワードを入力して下さい。
認証方式
パスワードでログインする場合はそのまま「ブレインパスワード」にチェックを入れた状態にします。
秘密鍵(シークレットキー)を使ってログインする場合は「RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う」にチェックを入れて、「秘密鍵(K)」のボックス横にあるボタンをクリックして秘密鍵を選択します。
最後に「OK」をクリックすればVPSサーバーへのログインが完了します。
ログインが成功するとこのような画面になります。(サーバー会社によって微妙に異なります)
Ubuntu22.04(GNOME)のコマンド操作
VPSサーバーにログインしたら、コマンド操作を行なっていきます。
Ubuntu22.04の場合は、30分程度掛かりますので時間のある時に行なうようにして下さい。
rootユーザーへの切り替え
先ほどのログインの際にユーザ名が「root」だったサーバー会社の場合はこの作業は必要ありません。
WebARENA indigoのような「root」以外のユーザ名だったVPSサービスの場合は行なって下さい。
下記のコマンドをコピー・ペーストしキーボードのEnterを押します。(コードボックス右上のコピーボタンでコピーできます。)
sudo su
下記のように先頭が「root@」になればOKです。
コマンド作業中に現れる「Daemons using outdated libraries」
コマンド作業中に「Daemons using outdated libraries」と表示された画面が現れる場合がありますが何もせずエンターキーで進めて下さい。
Ubuntuのアップデート
Ubuntuのアップデートを行ないます。
apt-get update && apt-get upgrade
デスクトップ環境(Ubuntu GNOME)をインストール
次に現在使っているパソコン(Windows)からリモートデスクトップ接続する為にGNOMEとxrdpをインストールします。
apt install ubuntu-gnome-desktop -y && apt-get install xrdp
Wineのインストール
次にWineというものをインストールしていきます。
WineとはWindowsのアプリケーションをLinux上で使用できるようにする為のものです。
dpkg --add-architecture i386 && wget -O /etc/apt/keyrings/winehq-archive.key https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key && wget -NP /etc/apt/sources.list.d/ https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/dists/jammy/winehq-jammy.sources && apt update && apt install --install-recommends winehq-stable
日本語環境にする
日本語環境をインストールします。(デスクトップ接続後にも日本語環境にする為の作業があります)
1行目は日本語パッケージ、2行目はibus-mozcのインストール、3行目はロケールの変更、4行目はロケール変更の更新、5行目はタイムゾーンの変更。
apt install language-pack-ja-base language-pack-ja && apt install -y ibus-mozc && localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja" && source /etc/default/locale && timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
ufwのインストールとポート3389の開放
このコマンドが必要なサーバー会社と必要のないサーバー会社があります。
現時点でVultrとConohaはこのコマンドが必要です。
apt -y install ufw && ufw allow 3389
ユーザー名・パスワードの作成と再起動
最後にリモートデスクトップ接続する為のユーザー名とパスワードの設定を行ないます。
ユーザー名の部分は自分で決めて下さい。
adduser ユーザー名
例)ユーザー名を「meta4」にする場合は「adduser meta4」
エンターを押すとパスワードの設定を求められるのでパスワードを入力しEnterを押して下さい。
確認の為にもう一度パスワード入力を求められるので同じものを入力しEnterを押します。
続いて「Enter the new value, or press ENTER for the default」と表示されますが、全てエンターでスルーして下さい。
全てエンターを押すと”Is the information correct? [Y/n]”と表示されるので「y」を入力→Enterを押して下さい。
Room Number []:←エンター
Work Phone []:←エンター
Home Phone []:←エンター
Other []:←エンター
Is the information correct? [Y/n]←「y」を入力しエンター
次に今作成したユーザー名に管理者権限を付与します。
gpasswd -a ユーザー名 sudo
例)ユーザー名「meta4」の場合は「gpasswd -a meta4 sudo」
これで一連の作業は完了となりますので最後に下記コマンドを入力しEnterを押して再起動します。
reboot
Ubuntuにリモートデスクトップ接続を行なう
ここからはUbuntuにリモートデスクトップ接続を行ないます。
Windowsに標準装備されているリモートデスクトップ接続アプリを使った説明を行なっていきます。
デスクトップ画面左下のWindowsのマークを右クリックし「ファイル名を指定して実行」を開く
デスクトップ画面左下にある窓のマークを右クリックし「ファイル名を指定して実行」を開きます。
ファイル名を指定して実行が開いたら検索ボックスに「mstsc」と入力し「OK」をクリックします。
リモートデスクトップ接続情報の入力(IP・ユーザー名・パスワード)
リモートデスクトップ接続アプリを開くと下の画面が現れるので「コンピューター(C)」の欄にサーバー会社から割り当てられたIPアドレスを入力し「接続」ボタンをクリックして下さい。
次の画面で「このコンピューターへの接続について今後確認しない」にチェックを入れて「はい」をクリックします。
続いて下の画面になるので先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力し、「OK」をクリックして下さい。
ユーザー名とパスワードが間違っていなければ下の画面が開きます。
Ubuntu22.04(GNOME)初期設定
リモート接続出来たら初期設定を行なっていきます。
リモート接続後に表示されるSetup画面の「Start Setup」ボタンをクリックします。
日本語入力(Mozc)を設定する
「Typing」ページが開くと思いますが「・・・」をクリックし検索窓に「Mozc」と入力し「日本語(Mozc)」を選択→右上の「Next」をクリックします。
次に「Privacy」ページが開きますがそのまま「Next」をクリックします。
次のページは「Start Using Ubuntu」をクリックして閉じます。
日本語パッケージのインストール
続いてUbuntuを日本語にしていきます。
デスクトップ画面で右クリック→「Setting」を開きます。
「Setting」画面が開いたら左メニュー下部にある「Region & Language」を開き「Manage Installed Languages」をクリックします。
「Manage Installed Languages」を開くと「言語サポートが完全にはインストールされていません」と表示されるので「インストール」をクリックします。
パスワード入力を求められたら自分で登録したパスワードを入力してください。
パスワードを入力して暫く待つとインストールが完了します。
この状態では日本語表示になっていませんが、再起動後に完全な日本語になっている筈です。
再起動方法はデスクトップ画面右上の電源マークをクリックし「Power Off / Log Out」→「Restart」です。
「言語サポートが完全にはインストールされていません」と表示されない場合
コマンド操作に間違いが無ければ「言語サポートが完全にはインストールされていません」と表示される筈ですが、もしも表示されない場合は以下の手順で「アンインストール」→「インストール」を行なってください。
「言語のインストールと削除」を開きます。
言語一覧の下部に「日本語」とあるのでチェックを外し「Apply」をクリックします。(一旦日本語をアンインストールします)
アンインストールが終わったら再度「言語のインストールと削除」をクリックし今度は「日本語」にチェックを入れて「Apply」をクリックします。
インストールが終わったらOSを再起動して日本語表示になっているか確認してください。
日本語入力に変更する
デスクトップ画面右上の「ja」をクリックし現れたメニューから「日本語(Mozc)」を選択します。
もう一度同じ画面を開き「入力モード」を「ひらがな」に変更します。
これで日本語入力ができるようになります。
画面ロックをオフにする
次に画面ロックをオフにします。
必要のない方は飛ばして下さい。
デスクトップ画面で右クリックをして「設定」を開きます。
設定を開いたら左メニュー「プライバシー」を開き、次の画面で左メニュー「画面」を選択します。
「ブランクスクリーンの遅延」を”しない”に変更、「自動画面ロック」のチェックを外します。
これで画面ロックをオフにできました。
「システムプログラムの問題が見つかりました」を非表示にする
Ubuntuにログインすると「システムプログラムの問題が見つかりました」と何度も表示される場合があります。
毎回処理を行なうのは面倒なのでコマンド操作で削除(非表示)します。
sudo rm /var/crash/*
これで表示されなくなる筈です。
MetaTrader4/5のダウンロード・インストール
MT4/5のダウンロード・インストールを行なっていきます。
接続元パソコンから「MetaTraderの.exeファイル」を転送する
接続元パソコンからMetaTraderの.exeファイルを転送する方法を紹介します。
Tera Termを使うのでログインして下さい。
ログインしたら上部メニューの「ファイル」をクリックし「SSH SCP...」を開きます。
SSH SCP...を開いたら転送するファイルの選択と転送先を指定します。
項目 | 説明 |
From: | ボックスの横にあるボタンから転送したい「MetaTraderの.exeファイル」を選択します。 |
To: | 送り先であるUbuntu側の保存先を入力します。 例)/home/meta4 ※meta4の部分はユーザー名を入力 |
Send | ファイルの選択と送り先の入力が終わったらクリックします。 |
「Send」をクリックしたらリモート接続したUbuntuの「ホーム」を開いて下さい。
MetaTraderの.exeファイルが転送されている筈です。
”ホーム”の開き方
ホームの開き方はデスクトップ画面左上の「アクティビティ」をクリックし検索窓に「ホーム」で開けます。
または、「アクティビティ」をクリックし画面下に表示される左から3番目のファイルアイコンからも開けます。
次にMetaTraderの.exeファイルを右クリックし、「別のアプリケーションで開く」をクリックして下さい。
「Wine Windowsプログラムローダー」をダブルクリックします。
MetaTraderのインストールが始まりますが、「Wine Mono インストーラ」が現れるのでインストールを選択して下さい。(何度か現れる場合は都度インストールを選択します)
MetaTraderのインストールを始めると、下の画像のように一部文字化けしている部分があります。
これからこれを改善していきます。(とりあえず一度MT4/5のインストールを終わらせて下さい)
MetaTrader4/5の文字化け修正
この文字化けは日本語フォントが入っていない為に発生します。
これを改善する為には、日本語フォントをUbuntuに入れる必要があるのですが、現在ご使用のWindowsからフォントをコピーしUbuntuに移します。
まず使用しているWindowsパソコンキーボードの「Windowsマーク」と「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」画面を表示させます。
そしてボックス内に「control fonts」と入力し「OK」をクリックします。
フォント一覧が並んでいると思いますがこの中から、「MS ゴシック 標準」「Webdings 標準」「Wingdings 標準」の3つをコピーします。
名前は「Windowsfont」でも何でも良いのでフォルダを作り、この3つのフォントをフォルダへ移動て下さい。
フォント3つをフォルダへ移動したらzipファイルにします。
やり方は、①該当フォルダを右クリック→②「送る」をクリック→③圧縮(zip形式)フォルダーをクリックでzipファイルが出来上がります。
コピーしたフォント(フォルダ)をUbuntuに移す手段は何でも良いのですが(クラウドに保存、メールの下書き保存など)今回はTera Termを使用した転送方法をご紹介しようと思います。
まずTera TermからVPSサーバーにログインして下さい。
ログインしたら上部メニューの「ファイル」をクリックし「SSH SCP...」を開きます。
すると下記画面が現れます。
項目 | 説明 |
From: | ボックスの横にあるボタンから先ほどzipファイルにしたフォルダを選択します。 |
To: | 送り先であるUbuntu側の保存先を入力します。 例)/home/meta4 ※meta4の部分はユーザー名を入力 |
Send | ファイルの選択と送り先の入力が終わったらクリックします。 |
Sendをクリックしたらリモート接続したUbuntuの「”ユーザー名”のホーム」を開いてみて下さい。
Windowsで作成したzipファイルが転送されていると思います。
”ホーム”の開き方
ホームの開き方はデスクトップ画面左上の「アクティビティ」をクリックし検索窓に「ホーム」で開けます。
または、「アクティビティ」をクリックし画面下に表示される左から3番目のファイルアイコンからも開けます。
Sendをクリックすると「scp:~Permission denied」とエラーが出る場合
このエラーはパーミッションの問題のようですが、VPSサービスによってエラーが出る場合があります。(現時点でこのエラーが確認出来ているのは、WEBARENA Indigoのみです)
これからこのエラーを改善する方法を説明しますので、エラーが発生していない方はこの後のzipファイルの解凍の項目まで読み飛ばして下さい。
まず「ホーム」を開きます。
ホームを開いたら空いているスペースで右クリック→プロパティをクリックします。
プロパティ内の「アクセス権」タブを開き下にある「フォルダー内のすべてのファイルの権限を変更する」をクリックします。
「その他」にある「フォルダーのアクセス権」を「アクセスのみ」から「作成と削除」に変更し、右上の「変更」をクリックします。
これでTera Termの「SSH SCP...」から転送が可能になります。
Tera TermでUbuntuへ転送が成功した場合はここから続きをご覧下さい。
続いてzipファイルを解凍します。
解凍したいフォルダを右クリックし、「ここで展開」をクリックします。
「ここで展開」をクリックすると下記のようにzipフォルダが解凍されている筈ですので確認して下さい。
解凍したフォルダを開き、3種類のフォントをまとめてコピーして下さい。
コピーしたら前の画面(ホーム)に戻り、画面上部メニュー右にある「三本線」をクリックし、「隠しファイルを表示」にチェックを入れます。
隠しファイルが表示されるようになるので「.wine」と書いたフォルダを開きます。
次はdrive_cを開きます。
次はwindowsフォルダを開きます。
続いてFontsを開きます。
Fontsフォルダを開いたら、ここに先ほどコピーしたフォント3種類を貼り付けて下さい。
Fontsフォルダに移動するとこのような状態になります。
これでフォント関連の作業は完了しましたので一度再起動を行ないます。
デスクトップ画面右上の電源マークをクリックで展開し、現れたメニューから「電源オフ/ログアウト」→「再起動」を順にクリックします。
「再起動」をクリックすると下の画面が現れるので「再起動」をクリックします。
再起動後にMetatraderを開くと文字化けは無くなっている筈です。
フォントを移行せず英語でメタトレーダーを使う場合
文字化けしている為、どこで言語を変えるか分かりづらいと思うので説明します。
画面上部メニュー左から2番目をクリックし現れたメニューの一番上をクリックで言語を選択できます。
言語変更後、MetaTraderを再起動で言語が変わっている筈です。
Windowsからフォントを移植するとライセンス違反になる可能性があるので英語で使用する事をおすすめします。
Ubuntu22.04(GNOME)でアプリを自動起動する設定
Ubuntuの起動と同時にMetaTraderを自動起動する方法を紹介します。
まず最初にデスクトップ画面左上にある「アクティビティ」をクリックし、現れた検索窓に「自動起動」と入力し「自動起動するアプリケーション」を開きます。
「自動起動するアプリケーション」を開いたら一旦そのままにして、もう一度検索窓から「デスクトップ」と検索しファイル項目にある「デスクトップ」を開きます。
「デスクトップ」を開くと「〇〇 MT4/5.desktop」というファイルがあると思います。
このファイルを先ほど起動した「自動起動するアプリケーション」の”SSH 鍵エージェント”という項目の下にある空白部分にドラッグ&ドロップしてください。
これで自動起動の設定が完了しましたので再起動しMetaTraderが自動起動するか確認して下さい。
Ubuntu22.04(GNOME)の自動ログイン設定
MetaTraderの自動起動設定を行なってもOSが再起動された場合、OSにログインしなければいつまで経ってもメタトレーダーは動き出しません。
「OS再起動」→「OS自動ログイン」→「MetaTrader自動起動」という流れでようやくメタトレーダーが稼働します。
OSに自動ログインする方法を下記ページで説明していますので参考にしてください。
これでUbuntu22.04(VPS)でFX自動売買(EA)を動かす為の設定方法・手順の説明を終わります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
自動売買が可能なおススメの海外FX会社(業者)
当サイト内にてMT4/5が使えるおススメの海外FX会社のスペックや口座開設方法を細かく説明していますのでまだFX口座をお持ちでない方、他の海外FX会社の口座を開設したい方は是非参考にして頂きたいと思います。