このページではVPSサービスのカゴヤのVPS Windows ServerでMT4/5によるFX自動売買(EA)を稼働させる方法を画像付きで詳しく紹介しています。
初心者の方でも分かるように説明しているので是非参考にして下さい。
カゴヤのVPS Windows Serverのプラン比較
まず初めに6つあるカゴヤのVPS Windows Serverのプランを紹介します。
幾つのメタトレーダー4/5(MT4/5)を同時に稼働させるか、また幾つのEAを同時に動かすのかによって選ぶVPSのスペックが変わってきますのでご自身の環境に合ったプランをお選び下さい。
カゴヤのVPSでは一日単位での契約が可能となっていますので、お試しで使ってみたい場合や気に入らなかった場合・他のプランに変更したい場合など気軽に行なう事ができます。(一日しか使わなかった場合は一日分の請求しかされません)
初めてVPSを使う方は使用感を確かめる為に一日だけ使ってみるというのも良いと思います。
プランの比較表を作りましたので参考にして下さい。
項目 | CPU1コア | CPU2コア | CPU4コア | CPU6コア | CPU8コア | CPU10コア |
---|---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | |||||
日額料金 | 36円 | 52円 | 142円 | 228円 | 433円 | 804円 |
月額料金 | 990円 | 1,430円 | 3,960円 | 6,380円 | 12,100円 | 22,495円 |
CPU | 1コア | 2コア | 4コア | 6コア | 8コア | 10コア |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 6GB | 8GB | 16GB |
ディスク | 35GB | 40GB | 120GB | 120GB | 200GB | 600GB |
リージョン | 京都 | |||||
OSバージョン | Windows Server 2022/2019/2016 |
※2024年11月17日時点の料金・スペックになります。
1コアプランでもMetaTraderを稼働できる
試しに最下位プランの1コアプランを使ってみましたが、MetaTrader3つでも問題はありませんでした。
下記画像はメタトレーダーを3つ同時に稼働させた際のタスクマネージャーのスクリーンショットです。
LatencyEAという名前の遅延速度を計測するEAを動かしている状態での数値なので悪くないと思います。
心配な方は、カゴヤVPSは1日単位で契約が可能なので実際に試してみてください。
自動起動させるとバックグラウンドで動いてしまう
恐らくカゴヤVPS固有の問題ではないかと思いますが、アプリをスタートアップ(自動起動)させるとフォアグラウンドではなくバックグラウンドで起動してしまいます。
下記画像は自動起動を設定後にVPSを再起動した際のタスクマネージャーになります。
バックグラウンド プロセスにMetaTraderが3つ並んでいると思います。
EAの履歴を見るとバックグラウンドでも自動売買(EA)は問題なく稼働しているようですが、タスクバーにMetaTraderのアイコンが表示されないのでMetaTrader内を確認する事ができません。
MetaTraderを見るにはタスクマネージャーのバックグラウンドプロセスにあるMetaTraderのタスクを終了→手動でMetaTraderを起動という作業が必要になります。
他の会社のVPSではこのような事象を確認した事が無いのでカゴヤVPS固有の問題では無いかと思いますが、現時点で解決する方法を見付けられておりません。(MetaTraderだけでなく自動起動したアプリ全てでこの現象が起きています)
再起動を行なわない、もしくは自動起動を設定しなければバックグラウンドで動く事はありませんが、そもそもVPSで自動起動を行なうのは何らかの理由でVPSが勝手に再起動してしまった場合に備える為なので、EAを動かす場合は自動起動の設定は必要だと思います。
現時点で回避方法はありませんので「タスクバーにMetaTraderのアイコンが表示されていない」「デスクトップ上のMetaTraderアイコンをクリックしても起動しない」という状態になっていたらタスクマネージャーのバックグラウンドプロセスに表示されているか確認してください。
そして、MetaTraderを確認したい場合はバックグラウンドプロセスからタスクを終了させて、デスクトップ上のMetaTraderアイコンをクリックしてメタトレーダーを起動させてください。
バックグラウンド起動解決しました
下記ページにバックグラウンド起動の解決方法を纏めましたのでご覧ください。
それでは次にカゴヤのVPS Windows Serverの登録方法をご案内していきます。
カゴヤのVPS Windows Serverの登録方法・手順
まず初めに下記のリンクボタンからカゴヤのVPS公式サイトを開いて下さい。カゴヤのVPS公式サイト
カゴヤのVPS公式サイトを開いたら「お申し込み」をクリックします。
「お申し込み」をクリックすると「クレジットカードでのお支払い」「口座振替でのお支払い」の選択画面が現れるので希望の方をクリックします。
次のページは規約の確認になるので、記載されている利用規約に一通り目を通し、同意する場合は2個所にチェックを入れて下さい。
KAGOYA IDをお持ちの場合はログイン、お持ちでない場合は「KAGOYA 会員登録」をクリックします。(ここからはKAGOYA IDをお持ちでない場合で説明を進めていきます)
規約の同意2箇所にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
個人情報の入力
項目 | 説明 |
パスワード設定 | 半角英数字・記号を組み合わせて8~16文字でパスワードを設定して下さい。 |
ご利用形態 | 個人で利用する場合は「個人 or 個人事業主」を選択して下さい。 |
ご契約者名 | 契約者の氏名を入力します。 |
ご契約者名ふりがな | 契約者の氏名をひらがなで入力します。 |
生年月日 | 自分の生年月日を選択します。 |
日本以外の住所を設定する | 日本にお住まいの方はそのままで結構です。 |
郵便番号 | 半角数字で郵便番号を入力し、横にある 「郵便番号から住所入力」ボタンをクリックします。 |
都道府県 | 自動で入力されます。 |
市区町村 | 自動で入力されます。 |
番地 | 途中まで自動で入力されるので続きを入力します。 |
建物・マンション名・部屋番号 | マンションやアパートにお住いの場合は名称や部屋番号を入力します。 |
メールアドレス | 登録するメールアドレスを入力します。 |
メールアドレスの確認 | もう一度メールアドレスを入力します。 |
電話番号 | ハイフン付きで電話番号を入力します。(半角数字) |
メールアドレス確認に進む | 全ての入力・選択が終わったらクリックします。 |
「メールアドレス確認に進む」をクリックすると「ご入力の内容で、仮登録いたします。」と表示されるので「仮登録実施」ボタンを押します。
登録したメールアドレスにメールが届きますのでメール内にあるリンクを開きます。
「引き続きサービスの申し込みをする」をクリックします。
個人情報の入力
項目 | 説明 |
パスワード設定 | 半角英数字・記号を組み合わせて8~16文字でパスワードを設定して下さい。 |
ご利用形態 | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
ご契約者名 | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
ご契約者名ふりがな | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
生年月日 | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
日本以外の住所を設定する | 日本にお住まいの方はそのままで結構です。 |
郵便番号 | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
都道府県 | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
市区町村 | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
番地 | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
建物・マンション名・部屋番号 | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
メールアドレス | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
メールアドレスの確認 | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
電話番号 | 既に設定済みなので変更なければそのまま。 |
紹介コード | 空欄のままでOKです。 |
次へ進む | 全ての入力・選択が終わったらクリックします。 |
確認画面が表示されるので間違いが無ければ「次へ進む」をクリックします。
下記画面が開くので「登録画面へ」をクリックします。
クレジットカード情報の登録
項目 | 説明 |
カード番号 | クレジットカードに記載されているカード番号を半角数字で入力します。 |
有効期限(MM/YY) | クレジットカードに記載されている有効期限を選択します。 (月/年) |
カード名義人 | クレジットカードに記載されている名義人名のまま半角英字で入力します。 |
セキュリティコード | クレジットカード裏面に記載されている 下3~4桁のセキュリティコードを入力します。 |
この内容を保存 | 全ての入力・選択が終わったらクリックします。 |
確認画面が開くので間違いが無ければ「保存する」をクリック。
次の画面は「進む」をクリック。
最後はこの画面が開き登録完了メールが届いていると思いますが、そのメールとは別に利用開始のメールが届くのでそれまでしばらく待ちます。
コントロールパネルへログイン
件名「カゴヤ・クラウド/VPS 登録完了のお知らせ」メールが届いたらメール本文にあるコントロールパネルのURLを開きます。
コントロールパネルログイン画面が開いたら、メールに記載のアカウント名とパスワードを入力してログインを行ないます。
カゴヤのVPSコントロールパネルからサーバーを追加する
コントロールパネルにログインすると下の画像の画面が開くので、まず最初に上部メニュー「セキュリティ」をクリックし、現れたメニューから「セキュリティグループ」を選択します。
「+セキュリティグループ追加」をクリックします。
IP欄に記号の「*」を入力、ポート欄に「3389」と入力し「登録」をクリックします。
完了したら上部メニュー「インスタンス」をクリックします。
「+Windowsインスタンス作成」をクリックします。
続いてプランの選択やパスワードの設定を行ないます。
項目 | 説明 |
スペック | サーバープランを選択します。分からない場合は 一番下のプランからお試し下さい。 |
パッケージ | Windows Server2022/2019/2016の中から選択します。 |
セキュリティグループ | 先ほど作成したセキュリティグループを選択します。 |
ネットワーク | 何もしません。 |
ログインパスワード | 半角英数字でパスワードを設定します。 |
ユーザーデータ | 空欄で結構です。 |
インスタンス名 | 既に名前(日付・時間)が入っていますが、 任意で名前を変更可能なので変更したい方は自由に名前を付けて下さい。 |
備考 | 空欄で結構です。 |
インスタンス作成 | 全ての選択・入力を終えたらクリックします。 (クリックした時点から課金が始まります) |
インスタンス作成が完了すると下記画面に切り替わりますが、この中にあるIPアドレスをこれから使用するので覚えておいて下さい。
Windows VPSへリモート接続を行なう
続いてWindowsServerへリモート接続します。
手順については下記ページに纏めましたのでご覧下さい。
MetaTrader4/5のダウンロードとインストール方法・手順
海外FX会社毎のMT4/5のダウンロード方法やMetaTraderのログイン情報の調べ方などを説明しています。
海外FX会社によってMT4/5のダウンロード方法やMetaTraderのログイン情報の調べ方が異なりますので参考にして下さい。
VPSへの自動ログオン・MT4/5の自動起動設定
この部分はVPSで自動売買を稼働させる上で絶対に必要という訳ではありませんが、やっておいた方が良い設定になります。
予期せぬ場合にサーバーが再起動してしまった場合、サーバーは自動でログオンを行ないませんので、ユーザーが手動でリモート接続を行なってログオンを行なうか、この自動ログオン設定を行なうかしない限りMT4/5は動き出しません。
また、自動ログオン設定を行なっていてもMT4/5が起動しなければ自動売買は当然動きません。
このWindowsサーバーへのログオン→MT4/5の起動を全て自動で行う設定手順を下記ページに纏めていますので参考にして設定を行なってみて下さい。
カゴヤのVPSのレイテンシー(遅延速度)
カゴヤのVPSのレイテンシ(遅延速度)を計測しました。
計測にはLatencyEAを使用しています。(24時間稼働させた結果です)
計測に使用したプランは一番下の「メモリ1GB」になります。
東京にメインサーバーのある海外FX会社3社(AXIORY、LandFX、TradersTrust)のメタトレーダーを使用して計測しました。
また、比較のためにMetaTrader画面右下のサーバーステータスに表示されているレイテンシ(PING値)の数値も載せておきます。
※LatencyEAとは実際に注文を出して計測するEAです。
最終計測日:2024年5月11日
AXIORY(MT4)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA (24時間稼働) |
230 ms | 125 ms | 750 ms |
サーバー ステータス |
11.96 ms |
TradersTrust(MT4)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA (24時間稼働) |
174 ms | 94 ms | 718 ms |
サーバー ステータス |
11.05 ms |
LandFX(MT4)
計測方法 | 平均遅延速度 | 最小遅延速度 | 最大遅延速度 |
LatencyEA (24時間稼働) |
359 ms | 297 ms | 672 ms |
サーバー ステータス |
235.41 ms |
自動売買が可能なおススメの海外FX会社(業者)
当サイト内にてMT4/5が使えるおススメの海外FX会社のスペックや口座開設方法を細かく説明していますのでまだFX口座をお持ちでない方、他の海外FX会社の口座を開設したい方は是非参考にして頂きたいと思います。