このページではCentOS8(GNOME)でFX自動売買(EA)を稼働させる為の設定方法・手順を紹介しています。
CentOS7と基本的に同じ手順で大丈夫ですが、リモート接続してからが少し違うので7と8は別ページに分けました。
尚、CentOS7はMATEとGNOMEの2つのデスクトップ環境の手順を説明しましたが、CentOS8は今の時点でGNOMEしか無いようなのでGNOMEのみ手順をご紹介します。
CentOS7でMATEとGNOMEを使い比べてみましたが、MATEは動作が軽いので低スペックなVPSでも最低限の事は行なえました。
しかしGNOMEの場合はある程度のスペックが無いとブラウザもMetaTraderも起動させる事すら出来ませんでした。
MATEの場合は各VPSサービスの最安値プランでもMetaTraderを稼働させる事が出来たのに対し、GNOMEは一つプランを上げないと無理な所が大半でした。
先程もお伝えしたように今のところCentOS8ではMATEを使用できないので、動作の軽いMATEを使いたい場合はCentOS7.xをご使用下さい。(7.7は日本語入力問題が見られたので避けた方が良いかも)
CentOS7.xのMATE導入手順は下記ページで行なっています。
また、当サイトではLinux系のVPS(UbuntuやCentOS)でEA(自動売買)を動かす事はおススメしていません。(初期設定が少々面倒なのと使用できないEAがあったりする為)
どうしても毎月のコストを抑えたいという方以外はWindows VPSを利用する事を推奨します。
ターミナルソフトのダウンロード・インストール
最初にVPSサーバーに接続する為のターミナルソフトをインストールします。
ターミナルソフトの種類はたくさんありますが、当サイトではTera Termを使って説明しますので下記からTera Termをダウンロードして下さい。
開いたら「窓の杜からダウンロード」をクリックし.exeファイルを保存します。(ポータブル版ではない方)
保存先にTera Termの.exeファイルがあると思うのでダブルクリックで開きます。
.exeファイルを開くとセットアップに使う言語の選択画面が現れるので「日本語」を選んで「OK」をクリックします。
続いては同意事項の確認となりますので「同意する」にチェックを入れて「次へ」をクリックです。
次はインストールするコンポーネントの選択ですが、分からない場合はそのまま「次へ」をクリックで進めて下さい。
次はユーザーインターフェイスの言語が「日本語」になっている思うのでそのまま「次へ」をクリックです。
次は追加タスクの選択ですが、分からない場合はそのまま「次へ」をクリックします。
次のページはそのまま「インストール」をクリックです。
これでTera Termのインストールは完了となります。
Tera Termの起動・VPSサーバーへのログイン
Tera Termのインストールが完了したらデスクトップ画面にTera Termのショートカットアイコンがあると思うので起動します。
Tera Termを開くと下の画面になると思うので「ホスト(T)」のボックスにVPSサービスから割り当てられたIPアドレスを入力して「OK」をクリックして下さい。
「OK」をクリックするとセキュリティ警告が現れますが、「続行」をクリックします。
続いてはユーザー名とパスフレーズの入力(秘密鍵の選択)になります。
ユーザ名
まずユーザ名ですが、使用するVPSサービスによって異なります。
殆どのVPSサービスは「root」ですが、一部のVPSサービスは異なりますので注意が必要です。
これまで実際に確認したユーザ名を下記に纏めました。
ユーザ名 | VPSサービス |
root | ConoHa、カゴヤ、Vultr、 Linode、さくらのVPS |
centos | WebARENA Indigo |
パスフレーズ
ここは秘密鍵(シークレットキー)を使用する場合は不要なので空欄にします。
秘密鍵が無いとログイン出来ないVPSサービスと、秘密鍵でもパスワードでもどちらでもログイン可能なVPSサービスがあります。(WebARENA Indigoは秘密鍵でのログインになります)
秘密鍵を使わない場合は自分で設定したパスワード(VPSサービスから発行されたパスワード)を入力して下さい。
認証方式
パスワードを使ってログインする場合はそのまま「ブレインパスワード」にチェックを入れた状態にします。
秘密鍵(シークレットキー)を使用してログインを行なう場合は「RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う」にチェックを入れ、「秘密鍵(K)」のボックス横にあるボタンをクリックして秘密鍵を選択して下さい。
最後に「OK」をクリックすればVPSサーバーへのログインが完了します。
ログインが成功するとこのような画面になります。
CentOSでMetaTrader(MT4/5)を動かす為の設定
VPSサーバーにログインしたら、CentOSでMetaTrader(MT4/5)を動かす為の設定を行なっていきます。
MetaTraderというのは元々Windows用に作られたもので、UbuntuやCentOSなどのLinux系サーバーで使用するにはこの設定が必要となります。
CentOS7の場合は、1時間半~2時間程度時間を要しますので、時間に余裕のある時に行なうようにして下さい。
rootユーザーへの切り替え
先ほどのログインの時にユーザ名が「root」だったVPSサービスの場合はこの作業は不要です。
「root」以外のユーザ名だったVPSサービスの場合は行なって下さい。
下記のコマンドをコピーし、ターミナル上で右クリックで貼り付けできるので貼り付けたらキーボードのEnterを押します。
sudo su
下の画像最下部のように先頭が「root@」になればOKです。
これでrootユーザーへ切り替えが出来たので作業を進めていきます。
日本語環境の構築
デフォルトの状態だとCentOSは英語になっているので日本語表示へ変更します。
1行目はiBusのインストール、2行目は日本語パッケージのインストール、3行目はlocaleの変更、4行目はlocale変更の更新、5行目はタイムゾーンの変更となります。
dnf -y install ibus-kkc
dnf -y install langpacks-ja
localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
source /etc/locale.conf
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
Wineのインストール
次にWineというものをインストールします。
WineとはWindowsのアプリケーションなどをLinux上で使用できるようにする為のものです。
yumのパッケージをアップデート
最初に「yum」と呼ばれるもののパッケージをアップデートします。
dnf -y update
数分後に完了すると「Complete!」と表示されます。
開発ツールの導入
次にWineをインストールする為の開発ツールを入れていきます。
dnf install samba-winbind-clients
dnf groupinstall 'Development Tools'
dnf install glibc-devel.{i686,x86_64} gnutls-devel.{i686,x86_64} freetype-devel.{i686,x86_64} alsa-lib-devel.{i686,x86_64}
dnf install libtiff-devel.{i686,x86_64} libgcc.{i686,x86_64} libX11-devel.{i686,x86_64} libxml2-devel.{i686,x86_64}
dnf install libjpeg-turbo-devel.{i686,x86_64} libpng-devel.{i686,x86_64} libXrender-devel.{i686,x86_64}
Wineを入れる為のフォルダ(ディレクトリ)の作成
続いてWINEを入れる為のフォルダ(ディレクトリ)を作成します。
mkdir wine
cd wine
dnf install wget
wget http://dl.winehq.org/wine/source/5.0/wine-5.0.tar.xz
dnf install tar
tar Jxfv wine-5.0.tar.xz
cd wine-5.0
mkdir -p wine32 wine64
3行目のyum install wget実行中に”Is this ok [y/d/N]”と出るのでキーボードの「Y」を押してEnterキーを押して下さい。
Wineをビルドする
次にWineをビルドしていきます。
cd wine64
../configure --enable-win64
make
cd ../wine32
../configure --with-wine64=../wine64
make
ここは「make」(2つ)にとても長く時間が掛かります。
make1つに45分~1時間近く掛かります。
パソコンの前でじっと待つ必要はないので終わるまで他の事をされて構いません。
Wineのインストール
ここまででWineをインストールする為の準備が終わりましたのでWineのインストールを行ないます。
cd ../wine32
make install
cd ../wine64
make install
デスクトップ環境を作る
次に使用しているパソコンからリモートデスクトップ接続する為の設定を行なっていきます。
dnf -y group install "Server with GUI"
dnf install epel-release
dnf install --enablerepo=epel xrdp tigervnc-server
続いて下のコマンドを「コピー→右クリック→Enter」して下さい。
vi /etc/xrdp/xrdp.ini
このコマンドを実行するとずらずらと文字が並んでいると思いますが、この中の一部を編集します。
編集するにはキーボードの「i」を押す必要があります。
キーボードの「i」を押したら同じくキーボードの下矢印「↓」を押して「max_bbp=32」と書いている個所まで移動して下さい。(真ん中辺りにある筈です)
見つけたらその行にカーソルを合わせて、今度はキーボードの右矢印「→」を押して一番右まで移動します。
「32」の右横でカーソルが点滅していると思いますが、「Backspace」キーか「Delete」キーで「32」を削除し「24」と入力します。
「max_bbp=24」と書き替えたら、キーボードの「Esc」キーを押して編集をオフにし、「:wq」を入力(コピー→右クリックでもOK)し「Enter」キーを押して下さい
systemctl set-default graphical.target
systemctl start xrdp.service
systemctl enable xrdp.service
ファイアウォールの設定
リモートデスクトップ接続を行なう為にポート3389番を開放しなければいけないので下記コマンドでポートを開放します。
systemctl start firewalld
firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=3389/tcp
firewall-cmd --reload
ユーザーとパスワードの設定
リモートデスクトップ接続する際のユーザー名とパスワードを設定します。
まずはユーザー名を設定するので下記コマンドを入力→Enterを押して下さい。
useradd ユーザー名
ユーザー名の部分はご自分で決めて下さい。
例)ユーザー名を「meta4」にする場合は「useradd meta4」
次にパスワードを設定するので下記コマンドを入力→Enterを押して下さい。
passwd ユーザー名
ユーザー名の部分は先ほど設定したユーザー名を入力して下さい。
例)ユーザー名を「meta4」にした場合は「passwd meta4」
このコマンドを実行するとパスワードの入力を求められるので、パスワードを入力しEnterを押して下さい。
確認の為にもう一度パスワード入力を求められるので同じものを入力しEnterを押します。
再起動(reboot)
ここまででコマンド作業は完了しましたので下記コマンドを入力→Enterを押してサーバーを再起動して下さい。
reboot
CentOSにリモートデスクトップ接続を行なう
ここからはCentOSにリモートデスクトップ接続を行ないます。
Windowsに標準装備されているリモートデスクトップ接続アプリを使用した説明を行なっていきます。
デスクトップ画面左下のWindowsのマークを右クリックし「ファイル名を指定して実行」を開く
デスクトップ画面左下にある窓のマークを右クリックし「ファイル名を指定して実行」を開きます。
ファイル名を指定して実行が開いたら検索ボックスに「mstsc」と入力し「OK」をクリックします。
リモートデスクトップ接続情報の入力(IP・ユーザー名・パスワード)
リモートデスクトップ接続アプリを開くと下の画面が現れるので、コンピューター(C)の欄に各VPSサービスから割り当てられたIPアドレスを入力し接続ボタンをクリックして下さい。
次の画面で「このコンピューターへの接続について今後確認しない」にチェックを入れて「はい」をクリックします。
続いて下の画面が開くので先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
ユーザー名とパスワードが間違っていなければこのような画面が現れます。(ログイン後10~30秒程度真っ暗な画面が続いてからこの画面になる場合があります)
CentOS8(GNOME)の初期設定
真ん中に表示されている「初めて使う方へ」のヘルプ画面を閉じます。
ヘルプ画面を閉じたらデスクトップ画面上どこでも良いので右クリックをして「設定」を選択します。
次の画面の左メニューにある「Region & Language」をクリックし、言語が「日本語」、フォーマットが「日本」になっているのを確認して下さい。
それぞれ確認したら、下の「入力ソース」の項目にある「+」をクリックします。
「+」をクリックすると下の画面が開くので「日本語」を選択します。
「日本語」を選択すると下の画面になるので「日本語(かな漢字)」を選択し「追加」ボタンをクリックして下さい。
追加するとこのような画面になり、日本語入力が可能になります。
MetaTrader4/5のダウンロード・インストール
MT4/5のダウンロード・インストールを行ないます。
まず画面左上の「アクティビティ」をクリックし、現れたメニュー内から「Firefox」を起動します。
Firefoxが起動したらアドレスバーに直接入力して検索します。
日本語で検索する場合は画面右上にある「en」をクリックし「日本語(かな漢字)」をクリックします。
それぞれ使用する海外FX会社が違うので、使用するFX会社のホームページを検索しMetaTraderをダウンロードしますが、ダウンロード時の注意点があります。
下の画像のように「ファイルを保存する」にチェックを入れて「OK」をクリックして下さい。(「プログラムで開く」からも実行できますが説明の為に一度保存します)
次にデスクトップ画面に戻り、画面左上の「アクティビティ」をクリックし、現れたメニュー内から「ファイル」を選択します。
ファイルを開いたら最初にアイコンサイズを小さくします。(気にならない方は飛ばして下さい)
ファイル画面右上の三本線をクリックし「-」をクリックする事でアイコンサイズを縮小出来ます。
ファイルを開いたらダウンロードフォルダを開きます。
ダウンロードフォルダを開くとDLしたMetaTraderの.exeファイルがあるので右クリックし、「別のアプリケーションで開く」をクリックして下さい。
次の画面で「すべてのアプリケーションを表示」をクリックします。
アプリケーション一覧から「Wine Windows プログラムローダー」を探しダブルクリックします。
「Wine Windows プログラムローダー」をダブルクリックすると、MetaTraderのインストールが始まりますが、文字化けした「Wine Mono インストーラ」と「Wine Gecko インストーラ」が現れます。
この文字化けの修正方法は後ほど説明します。
右側のボタンがインストールボタンになっていますのでクリックして下さい。(数回現れるので全て右側をクリック)
Wine MonoとWine Geckoのインストールが終わるとMetaTraderのインストール画面が現れますが、これも文字化けしていて文字が読めませんが、真ん中のボタンをクリックするとインストールが始まりますので真ん中をクリックして下さい。
少し待つとMetaTraderのインストールが終わりますので、そこで一旦MetaTraderは閉じて下さい。
MetaTrader4/5の文字化け修正
この文字化けは日本語フォントが入っていない為に発生します。
これを改善する為には、日本語フォントをCentOSに入れる必要があるのですが、現在使用しているWindowsからフォントをコピーしCentOSに移します。
まずは使用しているWindowsパソコンキーボードの「Windowsマーク」と「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」画面を表示させて下さい。
次にボックス内に「control fonts」と入力し「OK」をクリックします。
フォント一覧が並んでいると思いますがこの中から、「MS ゴシック 標準」「Webdings 標準」「Wingdings 標準」の3つをコピーします。
名前は「Windowsfont」でも何でも良いのでフォルダを作り、この3つのフォントをフォルダへ移動て下さい。
フォント3つをフォルダへ移動したらzipファイルにします。
やり方は、①該当フォルダを右クリック→②「送る」をクリック→③圧縮(zip形式)フォルダーをクリックでzipファイルが出来上がります。
コピーしたフォント(フォルダ)をCentOSに移す手段は何でも良いのですが(クラウドに保存、メールの下書き保存など)今回はTera Termを使用した転送方法をご紹介しようと思います。
まずTera TermからVPSサーバーにログインして下さい。
ログインしたら上部メニューの「ファイル」をクリックし「SSH SCP...」を開きます。
すると下記画面が現れます。
項目 | 説明 |
From: | ①ボックスの横にあるボタンから 先ほどzipファイルにしたフォルダを選択します。 |
To: | ②送り先であるCentOS側の保存先を 入力します。 例)/home/meta4 ※meta4の部分はユーザー名を入力 |
Send | ③ファイルの選択と送り先の 入力が終わったらクリックします。 |
Sendをクリックしたらリモート接続したCentOSの「ファイル」を開いてみて下さい。
Windowsで作成したzipファイルが転送されていると思います。
Sendをクリックすると「scp:~Permission denied」とエラーが出る場合
このエラーはパーミッションの問題のようですが、VPSサービスによってエラーが出る場合があります。(現時点でこのエラーが確認出来ているのは、WEBARENA Indigoのみです)
これからこのエラーを改善する方法を説明しますので、エラーが発生していない方はこの後のzipファイルの解凍の項目まで読み飛ばして下さい。
まずCentOSにリモートデスクトップ接続し、「”ユーザー名”のホーム」を開きます。
ホームを開いたら空いているスペースで右クリック→プロパティをクリックして下さい。
プロパティ内の「アクセス権」タブを開き、「フォルダー内のすべてのファイルの権限を変更する」をクリックします。
「その他」にある「フォルダーのアクセス権」を「アクセスのみ」から「作成と削除」に変更し、右上の「変更」をクリックします。
これでTera Termの「SSH SCP...」から転送が可能になります。
Tera TermでCentOSへ転送が成功した場合はここから続きをご覧下さい。
続いてzipファイルを解凍します。
解凍したいzipファイルを右クリックして「ここで展開する」を選択します。
「ここで展開する」をクリックすると下記のようにzipフォルダが解凍されていると思いますので確認して下さい。
解凍したフォルダ内にあるWindowsからコピーしたフォント3種類をまとめてコピーします。
コピーしたら一つ上の「ホーム」に戻り、右上にある三本線をクリック→「隠しファイルを表示する」にチェックを入れます。
隠しファイルが表示されるようになると「.wine」と書いたフォルダが現れるので開いて下さい。
次はdrive_cを開いて下さい。
次はwindowsを開いて下さい。
最後にFontsを開いて下さい。
Fontsフォルダを開くと何も無い状態ですが、ここに先程コピーしたフォントを貼り付けて下さい。
Fontsフォルダに移動するとこのような状態になります。
これでフォント関連の作業は完了しましたので一度再起動を行ないます。
デスクトップ画面右上の電源ボタンをクリックし、現れた画面でまた電源ボタンをクリックします。
次の画面で「再起動」をクリックします。
再起動をクリックすると「認証が要求されました」と表示されパスワードを入力しなければいけませんので「rootパスワード」を入力し「認証」をクリックして下さい。(rootパスワードはOS起動時に設定したパスワード、あるいはVPS会社から発行されたものです)
これで再起動されるので少し待ってから再度リモート接続を行なって下さい。
再起動後はMetatraderを開いても文字化けは無くなっている筈です。
お気づきかと思いますが、CentOS8のGNOMEではデスクトップ画面にアプリのアイコンなどは全く表示されません。
画面左上の「アクティビティ」からアプリケーションを開く事になりますが、インストールしたMetaTraderの開き方を紹介しておきます。
「アクティビティ」をクリックし、左メニューの一番下のアイコンをクリックします。
一番下のアイコンを開いたら画面下に「すべて」とあるのでクリックします。
「すべて」をクリックすると使用出来るアプリケーション一覧が現れるので、ここからインストールしたMetaTrader4/5を起動して下さい。
これで問題なくCentOS上でMetatraderを稼働させる事ができると思いますが、初めに書いた通り、EAによってはCentOS上で動作しないものもあります。
EAが正常に動作しない場合はWindows VPSを使う、スペック不足ならLinux VPS(CentOS)のスペックを上げて使用するようにして下さい。
GNOMEはそれなりに動作が重いので、ある程度のスペックがないとMetaTraderもブラウザも起動できない可能性がありますので注意して下さい。
各VPSサービスの最安値プランでGNOMEは少々厳しいかもしれませんので、時間課金のVPSでご自分の環境だとどうなのか試してから本稼働を行なって下さい。
画面ロックをオフにする
最後に画面ロックをオフにする方法をお伝えしておきます。
これを行なわないと頻繁にロックされて解除が面倒になってしまいます。
デスクトップ画面で「右クリック→設定」で設定画面を開き、左メニューの「Privacy」を選択します。
「Privacy」を開いたら「画面ロック」をクリックして下さい。
「画面ロック」を開くと下の画面が開くので「自動画面ロック」をオフにして下さい。
次に設定画面左メニューの「Power」を選択し、ブランクスクリーンの「5分」と書かれた場所をクリックします。
ブランクスクリーンになる時間を「5分」から「しない」に変更します。
これで画面がロックされなくなります。
頻繁に「認証が要求されました」と表示される場合
CentOSのGNOMEはバグで頻繁に「認証が要求されました」と表示されますが「カラーマネジメントされたデバイスを作成するには認証が必要です。」の場合は、毎回rootパスワードを入力する必要はありません。
「キャンセル」をクリックすればスルー出来ます。
「キャンセル」をクリックすればスルー出来ますが毎回面倒という場合はコマンド操作で表示させないようにできます。
上記コマンドでviの編集画面を開き、キーボードの「i」を押し、下記を貼り付けて下さい。
if ((action.id == "org.freedesktop.color-manager.create-device" ||
action.id == "org.freedesktop.color-manager.create-profile" ||
action.id == "org.freedesktop.color-manager.delete-device" ||
action.id == "org.freedesktop.color-manager.delete-profile" ||
action.id == "org.freedesktop.color-manager.modify-device" ||
action.id == "org.freedesktop.color-manager.modify-profile") &&
subject.isInGroup("{group}")) {
return polkit.Result.YES;
}
});
貼り付けたら、キーボードの「Esc」を押して編集モードを終了させ、「:wq」と入力してエンターで完了です。
これで無駄な認証要求が出なくなる筈です。
CentOS8(GNOME)でアプリを自動起動する設定
CentOS8(GNOME)の起動と同時に特定のアプリを自動起動する方法を紹介します。
まず初めに画面左上の「アクティビティ」をクリックし、「ファイル」アイコンを開きます。
「ファイル」を開いたら「デスクトップ」フォルダを開きます。
「デスクトップ」フォルダを開くと、「(FX会社名) MT4.desktop」という名前のファイルがある筈なのでファイル上で右クリックし「コピー」して下さい。
「コピー」したら一つ上(ホーム)に戻り、検索窓に「gnome-session」と入力し、表示された「gnome-session」フォルダを開きます。
次の画面にある「saved-session」フォルダも開きます。
「saved-session」フォルダを開いたら先ほどコピーした「(FX会社名) MT4.desktop」ファイルをペーストして下さい。
これで自動起動の設定が完了しましたので再起動しアプリが自動起動するか確認して下さい。
最後までご覧頂きありがとうございました。
自動売買が可能なおススメの海外FX会社(業者)
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