このページではLinux系VPSサービスのGMOクラウド VPSでMetaTrader(メタトレーダー)によるFX自動売買(EA)を稼働させる為の登録・契約方法を画像付きで詳しく紹介しています。
どなたでも分かるように説明していますので是非ご活用頂きたいと思います。
尚、本来MetaTrader(MT4/5)はWindows用に作られています。
そのWindowsで使用するものを設定によってLinux(Ubuntu・Debian)で使用できるようにするので、動作しないEAもあります。
どうしてもランニングコストを抑えたいという方以外はWindows VPSの利用をおススメします。
Linux(Ubuntu・Debian)は設定に30分~1時間を要しますが、Windows VPSは特別な設定が要りませんので特に初心者の方はWindows VPSから始める事をお勧めします。
それでもLinux(Ubuntu・Debian)でメタトレーダーを使いたいという方は続きをご覧ください。
GMOクラウド VPSのプラン比較
GMOクラウド VPSの下位5プランを紹介します。
項目 | V0 | V1 | V2 | V4 | V6 |
---|---|---|---|---|---|
無料お試し | 14日間 | なし | |||
初期費用 | 0円 | ||||
月額料金 | 620円~ | 1,210円~ | 2,035円~ | 3,410円~ | 5,610円~ |
CPU | 1コア | 2コア | 3コア | 4コア | 5コア |
メモリ | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 6GB |
ディスク (SSD) |
20GB | 50GB | 100GB | 100GB | 100GB |
Ubuntu | 【22.04】【20.04】 | ||||
CentOS | 【7.9】 | ||||
Debian | 【11】【10】 | ||||
リージョン | 日本国内 |
※2024年05月03日時点の料金・スペックになります。
GMOクラウド VPSは14日間の無料お試し期間がある
GMOクラウド VPSでは14日間無料で試す事ができるようになっています。
無料お試し期間中に解約すれば1円も課金されないので、本契約前に一度試してみたい方は是非利用してみて下さい。
無料で試す事が出来るのはV0、V1、V2、V4のみとなります。
契約後はOSを変更する事が出来ない
この部分が非常に残念なのですが、申込時に選択したOSしか使用する事が出来ません。
月額で使用できるVPSの大半はUbuntuやDebianなど自由に使用する事ができますが、GMOクラウド VPSでは申込時に選択したOSのみしか使用が出来ません。
初めからどのOSを使うか決まっている方は問題ありませんが、UbuntuやDebianを使い比べてから決めたいという方は他のVPSサービスを選択した方が良いでしょう。
V0(メモリ512MB)プランでもMetaTraderが動く
最下位プランのV0プランを実際に試してみましたが、とりあえずメタトレーダーは動きました。
ただ、CPU使用率・メモリ使用率を見るとかなりギリギリなのでおススメはできません。
最低でも一つ上のV1プランを使った方が良さそうです。
V0プランとV1プランでメタトレーダーを稼働させた時のシステムモニター画像を載せるので参考にしてください。(MetaTrader一つ起動、EAの稼働無し)
V0プラン Ubuntu22.04 GNOME
V1プラン Ubuntu22.04 GNOME
GMOクラウド VPSの登録(契約)方法・手順
まず最初に下記よりGMOクラウド VPS公式サイトを開いて下さい。
GMOクラウド VPS公式サイトを開いたら右上の「お申し込み」をクリックします。
VPS項目にある「お申し込み」をクリックします。
プランと契約期間を選択します。
ホスト名の設定・OSの選択
ホスト名の入力とOSの選択を行ないます。
項目 | 説明 |
ホスト名を指定 | 任意のホスト名を設定します。 |
OS を選択 | 本サイトではDebian11/10、Ubuntu22.04/20.04の手順を紹介しています。 特にこだわりが無ければ一番動作の軽いDebianを選択してください。 |
IPアドレス(IPv4) | そのままでOKです。 |
バックアップ容量 | そのままでOKですが、必要であれば追加してください。 |
続ける | 全ての選択が終わったらクリックします。 |
次のページは「Pleskライセンス は必要ありません。」にチェックを入れて「続ける」をクリックします。
次のページは何もせず「続ける」をクリックします。
「SSLサーバー証明書 は必要ありません。」にチェックを入れて「続ける」をクリックします。
「運用支援サービス は必要ありません。」にチェックを入れて「続ける」をクリックします。
利用約款を確認し同意する場合は「同意して続ける」をクリックします。
アカウント情報入力
個人情報を登録していきます。
項目 | 説明 |
名前(性・名) 漢字 |
漢字で氏名を入力します。 |
名前(性・名) ローマ字 |
ローマ字で氏名を入力します。 |
フリガナ(性・名) | カタカナで氏名を入力します。 |
メールアドレス | メールアドレスを入力します。 |
電話番号 | 電話番号を半角数字で入力します。 |
パスワードを作成 | パスワードを設定します。 |
アカウントタイプ | 個人の場合はそのままでOKです。 |
国 | 日本在住の場合はそのままでOKです。 |
郵便番号 | 郵便番号を半角数字で入力します。 |
都道府県 | 都道府県名を選択します。 |
市区町村 | 市区町村名を入力します。 |
番地 | 市区町村名以降の住所を入力します。 |
建物名 | アパート名やマンション名がある場合は入力します。 |
注文する | 全ての入力・選択が終わったらクリックします。 |
「注文する」をクリックするとこのような画面が開くので「VPSパネルへログイン」をクリックします。
VPSパネルへログインしたら「VPS」を開きます。
開いた画面の下記の部分をどこでも良いのでクリックします。
「サーバー管理」をクリックし現れたメニューから「パスワードの設定」を選択します。
サーバーパスワードを設定します。
次にファイアーウォールの設定を行ないます。
これを行なわないとリモート接続が行えません。
「ファイアーウォール」にある「ファイアーウォールを管理」をクリックし「新しいルールを追加」を選択します。
「ルール名」は任意の名前を入力し「ローカルポート」欄には「3389」と入力し「追加」をクリックします。
これで準備が整いましたので次の項目に進み、設定を行なって下さい。
先ほど自分で作成した「パスワード」と割り当てられた「IPアドレス」をこれから使用する事を覚えておいて下さい。
OSにDebianを選択した場合
OSをDebianにした場合は下記ページでこの後の設定方法を説明しています。
デスクトップ環境はDebian10のみMATEとGNOMEを用意していますが、Debian11は動作の軽いMATEのみ手順を紹介しています。
お勧めはDebian11、Debian10のMATEになります。(GNOMEは動作が重い)
Debianのバージョンによってコマンド操作が若干変わりますので、必ず選択したバージョンのページのコマンド操作を行なって下さい。(特にWineのコマンドがバージョンによって異なります)
設定(コマンド操作)に掛かる時間はおよそ30~40分程度です。
OSにUbuntuを選択した場合
OSをUbuntuにした場合は下記ページでこの後の設定方法を説明しています。
GMOクラウド VPSのUbuntu22.04のみ、コマンド操作が他社と少し異なる為、こちらにコマンド操作手順のみ掲載しています。
コマンド操作以外はリンク先をご覧ください。
Ubuntu22.04 MATE
コマンド操作以外の手順はこちらをご覧ください。
sudo su
apt-get update && apt-get upgrade
kill 1 && apt-get install -y acpid && systemctl disable --now acpid.service acpid.socket acpid.path && apt --fix-broken install
apt install ubuntu-mate-desktop -y && apt-get install xrdp
apt-get install wget -y && dpkg --add-architecture i386 && mkdir -pm755 /etc/apt/keyrings && wget --no-check-certificate -O /etc/apt/keyrings/winehq-archive.key https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key && wget --no-check-certificate -NP /etc/apt/sources.list.d/ https://dl.winehq.org/wine-builds/debian/dists/bullseye/winehq-bullseye.sources && apt update && apt install --install-recommends winehq-stable
apt -y install task-japanese locales-all && apt install -y ibus-mozc && localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja" && source /etc/default/locale && timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
adduser ユーザー名
gpasswd -a ユーザー名 sudo
Ubuntu22.04 GNOME
コマンド操作以外の手順はこちらをご覧ください。
sudo su
apt-get update && apt-get upgrade
kill 1 && apt-get install -y acpid && systemctl disable --now acpid.service acpid.socket acpid.path && apt --fix-broken install
apt install ubuntu-gnome-desktop -y && apt-get install xrdp
dpkg --add-architecture i386 && wget -O /etc/apt/keyrings/winehq-archive.key https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key && wget -NP /etc/apt/sources.list.d/ https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/dists/jammy/winehq-jammy.sources && apt update && apt install --install-recommends winehq-stable
apt -y install task-japanese locales-all && apt install -y ibus-mozc && localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja" && source /etc/default/locale && timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
adduser ユーザー名
gpasswd -a ユーザー名 sudo
E: Sub-process /usr/bin/dpkg returned an error code (1)
4行目のコマンド実行後にに「E: Sub-process /usr/bin/dpkg returned an error code (1)」のエラーが出る場合があります。
その際はもう一度4行目のコマンドを実行してください。
Ubuntu20.04 MATE/GNOME
設定(コマンド操作)に掛かる時間はおよそ30~40分程度です。
GMOクラウド VPSまとめ
GMOクラウド VPSでは14日間の無料お試し期間があります。
14日以内に解約を行なえば1円も請求されませんのでとにかく一度使用してみて頂きたいですね。
ホームページに掲載のスペックだけでは分からない所が必ずあると思いますし一度自分の目で確かめて下さい。
GMOクラウド VPSは申込時に設定したOSのみしか使う事ができません。
初心者の方でUbuntuとDebian一度どちらも使ってみてから決めたいという場合は、どちらも使える他のVPSサービスを利用した方が良いと思います。
また、OSのバージョンは全体的に古い(最新バージョンになっていない)ものが多くなっています。
価格もLinuxの割には少々高めに設定されているので、この料金であればWindows VPSを使用した方が良いかもしれません。(参考までにWindows VPSのWebARENA Indigoは月額902円から利用出来ます)
自動売買が可能なおススメの海外FX会社(業者)
当サイト内にてMT4/5が使えるおススメの海外FX会社のスペックや口座開設方法を細かく説明していますのでまだFX口座をお持ちでない方、他の海外FX会社の口座を開設したい方は是非参考にして頂きたいと思います。